アルバムカレンダーって?
Excelには既存のカレンダー(テンプレート)がありますが、そういったものを自分で作る事ができるんです。
季節のとっておきの一枚を12枚のカレンダーにして、家族の写真を飾ってみてはいかがでしょうか。
また、結婚式や出産祝いは勿論、最期のお別れの挨拶などちょっとした贈り物にも喜ばれる事は間違いありません。
勿論、スマホに取り込んで自分のスケジュール管理としてカスタマイズ使用しても、楽しいと思います。
私は、現在通信制の看護学校に通っているので、年間行事やテストの日にちの自動表示は勿論、国家試験のカウントダウンもできるようにして愛用しています。
作ったカレンダーはテンプレートにして、いつでもどなたにでも差し上げる事ができるように保存しておくと便利です。
今日は、その方法をご紹介いたします。
関数式で作るカレンダー
大まかな作業工程は以下になります。
関数を使用するのは2~6の工程になります。
- カレンダーのイメージ作成(基本操作やオートフィル)
- 年・月・日などの文字列を入力(DATE関数を使用)
- 最初の日曜日の日付を表示させる(WEEKDAY関数)
- カレンダーの日にちを入力(COUTIF関数)
- 土日の色変更
- 祝祭日設定(日にちの色付け・名称表示)
- 微調整(行の表示・非表示による印刷のサイズ変更)
20XX年のカレンダーを作る
1.イメージを作る
関数を用いて後から変更する事も可能ですが、予め作りたいカレンダーのイメージを仕上げておいた方が楽になります。
下書きに関数を当てはめていくイメージです。
カレンダーのタイプは2つ。
1日から末尾迄を1列に配置するタイプ(左)と週を基準にするタイプ(右)です。
今回作成するのは、右のタイプになります。
1)予め設定しておくこと
カレンダーづくりでは慣れていないと、手順が変わっただけでも思うように表示されない事があります。
なので、関数式を挿入しないでできるものは予め設定しておきます。
⑴枠作り
カレンダーは、日にちや祝日名など表示をさせたいものは、各コマに挿入するわけではなく一斉に範囲選択をして『~をせよ』という関数を挿入していきます。
なので、枠作りのようにひとコマ作成してコピペ(オートフィル)で済ませられるものを後回しにすると、挿入した関数に上書きされますので、枠作りは関数式を挿入する前に済ませておきましょう。作成の方法はこちらから。
⑵見出し部分の配置
ここは大事な作業になります。
見出し部分『年・月』と『日にち』を挿入するスペースです。
セル1つについて関数式を1個挿入していきますが、まずは、表示させたい文字などを入力してイメージをつかみます。
フォントやサイズ、色は後から変える事ができますので、配置を定めることが重要です。
日にちについて、今回はセルの4行目に日にちを、6行目に祝日の名称を、7行目には余白を設けました。
2)イメージの作り方
⑴枠作り
1.写真を載せるセルを1行開けておく(A1)
幅を変えるのは後からでも構いませんが、印刷イメージを予め確認するためにもここで、幅を決めておきます。
2.日にちを入力する行数を設定する。
カレンダーでは必ず6行(6週分)が必要になります。
1行で作る場合:縦に6行作ります。日にちのみの表示で、旗日は赤色で日にちを表示します。
2行以上の場合:祝祭日の名称が2行目(5行目)に入るようにします。今回のカレンダーです。行数については、削除とは異なる『非表示』という作業を入れる事で、レイアウトを変える事が出来ます。
上の3月のサンプルがこの作業によって編集したもので、11月と同じように一コマ3行で作り『非表示』処理をして1行表示にしました。なので後から行を追加するのではなく、できれば、はじめに枠は確保しておくことをお勧めします。
作り方は、後ほど。
③幅の調整の仕方
はじめに6行目だけ広くします。セルではなく、行の数字の上をクリックして選択表示にします。
マウスを数字の枠(セルの点より左)にするとポインターが変わりますので、クリックして、数字の枠(ここでは6)の下線を上下に動かすと幅が変わります。
④日にちの枠づけ
次にコマに外枠をつけます。
A4からA6(A4:A6)セルを選択し、選択範囲の中で右クリックします。
『セルの書式設定』という項目が表示されますので、その中から『外枠』を選択します。
これをひとコマとして下に6コマ(6週)分オートフィルで作成します。
行の4~6を選択します。セルの上の点の部分にマウスを合わせると『+』になるので、それをクリックして、21まで引っ張ります。
今度はA4:A21を選択し、G(土曜日)までオートフィルを書けます。
これで日にちの枠は完成です。
⑤外枠の作成
ついでに外枠も作成します。
A4からG21まで選択し、『外枠』をクリックします。
⑥曜日の枠づけは、A3:G3を選択し『格子』をクリックします。
これでイメージは完成です。
3)曜日の入力
オートフィルでまとめて入力します。
A4に『日又はSUN』と入力します。
上からクリックしてA4を選択表示させます。右下角の点にマウスを合わせると『+』となりますので、そこでクリックして土曜日のセルG4まで引っ張れば、土曜日まで一括入力されます。
英語の場合も、一つ入れれば同じように操作できます。
以上でイメージ作りは終了です。
2.年・月を関数で表示
ここからは関数などを使って入力していきます。その月でも構いません。
1)関数で見出しを入力
ここでは、関数を用いてセルE2に『2022年12月1日を認識し、Decemberで表示せよ』という入力を行います。
関数1)『=TEXT ( DATE (C2, D2, 1) , "mmmm" )』
セルE2に上の数式1)を入力します。
※E2には、あらかじめ文字でDecemberを入力していたので、関数を挿入する前はE2を選択すると数式バーにはDecemberと表示されます。それを消して数式バーから又はセルから直接入力します。
複合関数なので、意味は次で説明しています。
⑴基準日(〇年〇月1日)の設定
基準日は2022年12月1日としました。
⑵DATE関数(=DATE)とは
日付を用いる関数を表しています。
関数2)=DATE(年,月,日)
関数1の『=TEXT ( DATE (C2, D2, 1) , “mmmm” )』のカッコ内『=DATE(年,月,日)』はすでに一つの関数として成り立ち、セルに入力されている数字を、セル番号で指定することで順に年・月・日と認識させています。
1.DATE関数の使い方
例)セルC23 に『=DATE(2022,12,1)』を直入力すると『2022/12/1』と(関数の結果)で表示されます。そのため数式バーには関数式が表示されます。
入力する数字は整数がセル上にあるならそのセル番号を入力できます。
ここでは、2022がC2に、12がD2にあるので、『=DATE(C2,D2,1)』としても『2022/12/1』と表示されまました。
⑶TAXT関数
関数3)=TEXT(値,表示形式)
関数1のカッコ前のTEXT関数は、後半の ”mmmm”内の『文字を表せ』という関数になります。
『”mmmm”』は変数で、『月を英語で表せ』という意味です。次の『関数3)表示形式の変更』で、操作方法を紹介しています。
※入力してエンターキーを押すと関数式の指示により『December』の文字が表示されます。
今回のカレンダーの基準日はE2セルに設定されたことになります。
⑷全体の把握
関数3)表示形式の変更
表示形式はコードを指定する事で好きな形に変える事ができます。
今回のカレンダーでは2022/12/1は”December”で表示するようにしました。
表示形式の変更は、表示を変えたいセル上(H2の2022/12/1)で→クリックして『セルの書式設定』→『ユーザー定義』か『コード指定』により行います。
例)=TEXT(E24,”aaa”)
コード『aaa』で『曜日(木)』を表示
当初『mmmm(英語月)』や『d(日にち)』『aaa(曜日)』がなかったので、自分で登録をしました。種類の欄から入力すると、下の一覧に追加できます。
サンプルを参照しながらどのような表示になるか確認しておくと良いでしょう。
3.最初の日曜日の日にち
1)最初の日曜日を割り出す。
カレンダーを作る場合、一番初めの日曜日に当たる日にちを表示させる必要があります。
その為にすることは、2022年12月1日(基準日)が何曜日になるかを調べる事です。それが分かれば、月の一番はじめの日曜日が何日かわかります。
ここでは「WEEKDAY関数」を使用して、シリアル値の入力という作業になります。
関数4)シリアル値とは
Excelでは、日付データを「シリアル値」と呼ばれる特殊な数字で処理をしています。
1900年1月1日を「1」として、そこから経過(連続)して〇日目が何月何日という数え方(処理)をする事で、日付としての表示が成り立ちます。
この〇番目に当たる整数がシリアル値になり、現在の日にちなら通常5桁の整数で表示され、2022年12月1日では、『44896』という数字になります。
⑴シリアル値の求め方
①E2を選択します。
②メニューから又はショートカットキー『Fx(関数の挿入)』から『関数の引数』を表示します。
③シリアル値『44896』適当なところに控えておきます。
※矢印部「関数の挿入」はメニューバーを『数式』に合わせないと表示されませんが、赤丸(ショートカットキー)はどの画面でも表示されています。
シリアル値が求められたら、それを、次のWEEKDAY関数に挿入していきます。
⑵WEEKDAY関数とは
KEEKDAY関数とは、日付から曜日に合わせた数値を返す関数の事を言います。
※数値を返すとは、結果を数値で表すという事です。
適当なセルに『=WEEKDAY(44896,1)』を入力すると、結果が『5』と表示されます。
つまり、2022年12月1日の『曜日に対応するシリアル値』は5で、これにより、週のはじめから数えて5番目の曜日、つまり木曜日に当たる曜日が、12月1日とわかりました。
※この数字は消去して構いません。

曜日のシリアル値
ここからは、説明と他の方法での入力になります。参考程度にご覧ください。
関数5)=KEEKDAY(シリアル値,(週の基準))
①曜日のシリアル値の求め方
5桁のシリアル値が現在の日付を表しますが、そこからWEEKDAY関数を用いて割り出すのが1~7の(日付から曜日に対応する)シリアル値です。
① H2(空欄)を選択します。
② ホーム又は数式から『関数の挿入』を開き、分類を『日付/時刻』に合わせ、関数名『WEEKDAY』をOKにします。
③ シリアル値には5桁の数字『44896』を入力します。種類には『1』を入力してOKをします。
『5』という数字がセルに挿入されました。
週の基準となるシリアル値の種類は、省略と1~3までの4種類です。
今回作るカレンダーは、週のはじめに来る曜日が日曜日なので、種類は1(日曜=1 月曜=2 火曜=3~土曜=7)に対応しているので、1を入力します。
②他の日付のシリアル値を調べるには
日付を扱う場合には、はじめにシリアル値を設定しなければなりません。
先ほどは、関数による日付表示(E2のDecember)からシリアル値を割り出しましました。
そこで、関数によらない単なる日付から、シリアル値の求め方をご紹介します。
①知りたい日にちをB2又はB3(セルの適当なところ)に入力します。B2は『2022/12/1』、B3に『2022年1月1日』と入力しました。どちらの場合でも数式バーには「2022/1/1」と表示されます。
②メニューバーの『数式』から『関数の挿入』をクリックします。
③現れたダイアログのシリアル値入力欄に、調べたい日付を表示させたセルの番号『B3』を入力します。
④=(イコール)表示された数字『44562』がシリアル値です。
4.日にちの設定
ここでの作業の流れは、以下になります。
- 最初の日曜日の日にちを入力
- 月の数字を変えると、自動で日にちが変わる。
- 当月以外の日にちの色を変える。
- 土日の色をそれぞれ青・赤にする
1)日にちの関数設定
カレンダーには日にちの数字だけ表示されるように処理をします。
⑴表示形式の設定
①セルA4からG21まで選択します。
②選択範囲上のどこでも構いませんので、右クリックし『セルの書式設定』という項目をクリックしてダイアログボックスを表示させます。
③分類から『ユーザー設定』を選択し、種類から『d』を選択しOKをします。
ここまでで、『d』がない場合は、種類の単に直接入力して登録してください。
④『セルの書式設定』のサンプル表示の意味:yはyear、mはmonth、d=dayを意味しています。またyyyy=2022 yy=22など。
⑵日にちの自動入力
①最初の日曜日の日にちを入力
D4に『2022/11/27』を入力します。『d処理』をしたことで、日付の書式は「日にち」表示=「27」と表示されました
②月の変更と日にちの自動入力
D2の月の表示を変えると自動で日にちが変わる設定を行います。
日にち入力は、A4を元に関数を設定します。
①A4に以下の数式を入力します。
『=DATE($C$2,$D$2,1)-WEEKDAY(DATE($C$2,$D$2,1))+1』
A4には、「2022/11/27」が入っていますが、その上から上書き入力で構いません。
②B4に『=A4+1』、A7に『=A4+7』と入力します。
③B4:G4までオートフィルをかけると12/3まで表示されます。
④A7:A9を選択し、A21までオートフィルし、続けてGまでオートフィルをします。
⑤ここで、月の数字を変更してみて、日にちの数字が変われば問題ありません。
⑥12月に戻り(戻らなくても構いません)、④と同じ要領でA7:A21を選択し、G列までオートフィルします。
関数5)最初の日曜日
最初の日曜日を表示するセルに入力します。
=DATE($C$2,$D$2,1)-WEEKDAY(DATE($C$2,$D$2,1))+1
=DATE(年,月,日)-WEEKDAY(DATE(年,月,日))+1
2)当該月以外の日にちの色
今回は、12月のカレンダーを作成しているので、11月27~30日、23年1月1~7日を変えていきます。
① A4を選択後、ドラッグしてG21まで範囲を引っ張ります。ホーム画面から『条件つき書式』→『新しいルール』を開きます。
②『数式を使用して、書式設定するセルを決定』を選択し、ルールの内容を『=MONTH(A4)<>$D$2』と編集します。
③書式設定ボタンを押し、『セルの書式設定』から文字の色を設定(グレーを選択)し、プレビューで確認しながら決まればOKボタンを押します。
※表示させたくないときは、文字色を白(背景色があればその色)に選択します。
その他、スタイルを変える事もできますので、色々試してみてくださいね。
同じ要領で次のステップに進みます。
関数6)条件付き関数 MONTH関数
『=MONTH(文字列)』は、マンス関数と言います。日付から月を取り出す時に使用します。
MONTH関数『=MONTH(A4)<>$D$2』
この関数式は、『A4の表示と異なる月(D2)の日にちの場合』という条件を示しています。
次の土日の色もこれで変更します。
3)土日の色の変更の仕方
⑴日曜日を赤色に変更する。
A4:A21迄選択します。
ホーム画面→『条件付き書式』→『新しいルール』→『数式を使用して、書式を設定するセルを決定』→ルール内容の編集に『=MONTH(A4)=$D$2』入力→『書式』→『色(赤)』→『OK』でプレビュー内容を確認して『OK』をします。
⑵土曜日を青色に変更する
同じ要領で行います。
『G4:G21』→『条件付き書式』→『新しいルール』→『数式を使用して、書式を設定するセルを決定』→ルール内容の編集に『=MONTH(G4)=$D$2』入力→『書式』→『色(青)』→『OK』

※日曜日は、当月分のみ赤になりました。
3)祝祭日の表示
祝祭日は、祝祭日のデータを一覧表で管理し、登録する事で関数に組み込み、名称を表示できるようにします。
⑴祝祭日リストを作成し名前を付ける
Excelの別シートに祝祭日と振替休日の一覧表を作成します。※別でなくてもかまいません。
※2022年は振替休日はありません
作成したリストに名前を付けます。
祝祭日(ここではA3:A18 )を選択し、『数式』→『名前の管理』→『新規作成』→『名前(祝祭日)』→OK をします。
下の関数式の 参照範囲『=祝祭日一覧!$A$3:$A$18』は自動で表示されます。
※”祝祭日一覧”の部分はエクセルシートの名前になります。名前を付けていない場合はシート番号で表示されます。
⑵祝祭日の日にちの色変更
以下の数式を入れますが、ここでは『条件付き書式』の『ルールの管理』から『編集』を行って挿入します。
※ここが分かりにくかった人は、先に『祝祭日名の表示』をやってみてください。同じ関数を違う方法で入力しています。
①条件付き関数 IF とは
『=IFERROR(VLOOKUP(E4,祝祭日,1,FALSE),””)』
1.セルのE4に以下の手順で上の関数式を入力します。
①『条件つき書式』→②『ルールの管理』→③『新規ルール作成』→④『数式を選択して、書式設定するセルを決定』→⑤『=IFERROR(VLOOKUP(E4,祝祭日,1,FALSE),””)』→⑥『書式/赤色選択』OK→⑦適用範囲を『=$A$4:$G$21』へ変更。
これで、セル全体に適用されました。
関数6)条件付き関数 IF
⑵祝祭日名の表示
①E5に以下の関数式を入力します。括弧内の数字が『1』→『2』へ変更になっています。
『=IFERROR(VLOOKUP(E4,祝祭日,2,FALSE),””)』
関数6)条件付き関数 IF
これは、『次の数式がエラーなら非表示『””』で、エラーでなければ数式の結果である、祝祭日データからE5セルの値に一致する行の2列目の祝日の名称を表示する』という意味です。
先ほどの日にちの場合は、『祝祭日データからE4セルの値に一致する行の1列目の日にちの色を赤にする』というものです。
①E5に『=IFERROR(VLOOKUP(E4,祝祭日,2,FALSE),””)』入力します。
②『文化の日』が表示されますので、⑴と同じ要領で、条件付き書式から新規ルールを追加して『適用先』を登録していけばOKです。
万一ここで、出来なければ、以下の手順で行う事ができます。
①E5に『文化の日』が表示出来たら、コピーをしてA5にペーストします。
※この欄には関数が入っていないのでコピペでも大丈夫です。
⑤A5を選択し、Shiftキーを押しながら、G5をクリックして一括選択をし、コピーをします。
※コピーは、キーボードのショートカットキーで行うと便利です。コピー=『Ctrl (コントロールキー)+C』、ペースト=『Ctrl +V』、カット=『Ctrl+X』。
⑦A8を選択してペーストします。
これでG12まで一括ペーストされ、該当する祝日があれば自動で表示されるようになります。
以降これを繰り返します。→A11選択→ペースト →A14→ペースト→A17 →ペースト→A20→ペースト で完成。
11月23日の勤労感謝の日が表示されていればOKです。
他の月を表示してみましょう。
月を変えても同じように表示のすべてが変わっているか以下の点を確認します。
- 前後の月と日にちが連続している
- 当月以外の文字色が設定どおり(サンプル:グレー)になっている
- 土日の色が設定どおりになっている(サンプル:土=青 日=赤)
- 祝祭日の表示(サンプル:日にち=赤 名称=赤)
これでカレンダーとして、最低限のものはできました。
ショートカットキー
範囲の指定は、すべての範囲を指定するときは、最初のセルをクリックし、Shiftキーを押しながら最後のセルをクリックします。
範囲の一部を指定するときは、Ctrlキー押しながら、クリックやドラッグをして一部指定していきます。
範囲の選択ができたら、以下の操作でワンクリックで行う事ができます。
コピー=『Ctrl (コントロールキー)+C』、ペースト=『Ctrl +V』、カット=『Ctrl+X』。
5.最終調整をしてテンプレートへ
ここまで本当にお疲れさまでした。いよいよ最終段階です。
1)日にちのスタイル変更
⑴フォント、太さ、色、大きさ
①A4:G4までドラッグし選択表示にします。
②マウスの手を離しても構いませんので、Contlキーをしながら、A7:G7からA19 :G19 まで選択表示にします。
③ホーム又は右クリックで太字、サイズ、フォントを変えます。
⑵行の幅の調整
行の幅の調整の仕方
数字を変えるときは、セルをドラッグしましたが、行の幅を変えるときは、セルの外側の数字をクリックします。
①4行:5行、10:11行、13:14、16:17、19:20行をまとめて同じ幅にします。
4行目を押したら、Contlキーを押しながら、各行の番号を順にクリックします。
②どの行でも良いので、番号下の枠にポインターを合わせて幅を調整します。
③他の行も同じように調整します。
④また、A~Gの幅をまとめて変えたい場合は、Aをクリックしてから、Shiftキーを押して、Gをクリックします。
⑶セルの表示・非表示
今回のファイルはA4サイズ(縦)で作成しましたが、A5サイズにしたいと言うとき、いちいち作り直すのも面倒ですね。
不要な行を非表示にすると、サイズを変えての表示が可能になります。
① Ctrlキーを押しながら非表示にしたい行(セルではない)をクリックします。
② どの行でも構いませんので、行の上でクリックし『非表示」を選択します。
表示は、上図の青枠の『行を一括選択』→『右クリック』→『再表示』をするともとの行が表示されます。
次で、全体像を確認します。
2)写真の編集
⑴全体像の把握(ページレイアウト)
写真の配置イメージを確認するため、プレビューにします。
①『表示』から『ブックの表示/ページレイアウト』を選択し、表示率を50%くらいまで下げて、PC上に全体像を表示します。
②『表示』の『見出し』と『目盛線』のチェックボックスをクリックしてチェックを外します。

A4サイズ/縦で作成:一コマ3行表示の場合のレイアウトビュー
⑵写真の加工と配置
詳細はこちらの記事をご参照ください。
【プチギフト】手作りアルバム wordで印刷 お洒落な写真集

A5サイズ/横方向:一コマ1行のレイアウトビュー
3)テンプレートへ
テンプレートへの保存で注意するのは、完成したカレンダーには最低1か月分のカレンダーと、同じファイルに祝祭日一覧表のシートがあるようにします。
『名前を付けて保存』→『参照』→ファイルの種類『Excel マクロ有効テンプレート』を選択→ファイル名を設定『例)カレンダーテンプレ』→『フォルダ』選択して保存します。
使用の確認は、ファイルを閉じてから、『新規作成』→『個人用』から作成します。
これで、いつでもカレンダーを作成する事ができます。
かなり長くなりましたが、最期まで本当にありがとうございました。
分かりにくい表現もあったかと思いますが、難しい物ではないと思いますので、素敵なカレンダーづくりのお手伝いになれば幸いです。