1.勉強には電子書籍がお勧め
現在通信制の看護課程で学んでいますが、私が通う看護専門学校ではテキストは電子書籍が採用されていますので、勉強がかなり楽になったように思います。
そこで、教科書の電子化の他、勉強の効率が上がったと思う勉強法をいくつかご紹介いたします。
2.教科書・参考書・問題集の電子化
電子書籍は、スマホやPC、タブレットなどで見られる書籍の事です。
1冊の本をPCやスマホで共有できますので、いつでもどこでも、見たい時に手軽に見られる点で勉強するには非常に便利なアイテムです。
一方で正規の電子書籍は、参考書や問題集などは価格が高い物が多い様に思いますし、編集機能も限られています。
その為、自分で電子書籍を作る方が断然便利なのです。
1)本の自炊とは
出版社などがら出されている正規の電子書籍の他、紙媒体の書籍を自分で電子書籍にする事もできます。
この様に自分で本を電子書籍化する事を『本の自炊』と言います。
独学などで自分で教科書や参考書を準備する場合、古本などを購入して作れば費用をかなり抑える事ができます。
本の自炊の仕方は、テキストの背表紙をカットしてページをばらし、高速スキャナーでスキャンする方法と、本の背表紙を切らずに、ページをめくってスキャナーでスキャンする方法があります。
2)自分で電子書籍化するメリット
- ドキュメント変換によって読み上げ機能を利用できる。
- 無料の書籍リーダーにより本として編集できる。
- 重い参考書を持ち歩く必要がない。
- 安い参考書や教科書、古本を購入して作れる。
現在私が看護学校で使用している教科書は、学校から指定された医学書院の物なので、検索機能やマーカーの利用など便利ではありますが、読み上げ機能がない為不満が残ります。
その点、自分で電子書籍を作ればAdobeやワードにファイル変換すれば、音声読み上げ機能を利用する事ができます。
例えば、学校からの課題レポートは紙媒体なので、提出前に電子書籍にしています。
それをファイル変換をして読み上げできるようにして、掃除や家事の合間、また車の運転中などに、流して聞いています。
また、無料の書籍リーダーアプリで読む事も可のなので、本としての形で保存する事も勿論可能ですし、編集機能がついているので、注釈をつけたり、マーカーやしおりをつける事が可能です。
また、アプリによってはページ検索機能やテキスト編集、読み上げ機能をつける事もできますので、後編でご紹介します。
3)お勧めのスキャナー
参考書やテキストなど、ページ数が多い物や冊数を多くスキャンするなら以下のスキャナーがお勧めです。
⑴富士通ドキュメントスキャナー(スキャンスナップ)
こちらは高速スキャンが可能です。
予め、背表紙をカットしなければなりませんが、最近は、メルカリやヤフオクにも、既に背表紙をカットした中古本がありますので、該当するテキストや参考書があれば、カットされたものを購入すると手早くスキャンする事ができ、効率的です。
スキャンの仕上がりが良いので、電子書籍として違和感なく使用できます。
⑵ブックスキャナー S3 1700万画素
教科書など背表紙をカットできないもののスキャンにお勧めです。
ページをめくりながらスキャンしていくものなのでページ数によっては手間がかかります。
1700万画素の高画質の為、ドキュメント書式変換出力機能がありますので、そのままワードやエクセル変換が可能です。
Wordには読み上げ機能が備わっていますので受験生にはお勧めです。
⑶ハンディスキャナー コンパクト カラバリ
資料など薄い物を時々スキャンする程度なら、次のようなハンドスキャナーも便利です。
安価ですし、コンパクトなので場所を取りません。
3.電子書籍リーダーアプリのお勧め
1)サイドブックス
お勧めポイント
- Word、PDFファイルも取り込みできる
- 指でページをめくれる
- マーカー、書き込み、しおり、ページ検索など編集機能が充実
電子書籍・コミックviewerです。PCで使用する事はできないのが残念ですが、携帯にはインストールすべきアプリの一つです。
2)アドビ アクロバット リーダー
お勧めポイント
- 音声読み上げ機能 (無料)
- コメント(注釈・テキスト)入力機能(無料)
- PDFのテキストと画像の編集(サブスク)
- ドキュメントファイルの形式変換(サブスク)
PDF書類の管理ツールです。
PDFアプリにはいくつか種類がありますが、勉強していく上で圧倒的に便利だと思ったのは、このアプリです。
ノート作りをしていると、ついやってしまいがちな事は、テキストの文章を自分のノートに括弧埋め形式で書き写してしまう事ですが、これはやめた方が良いでしょう。
なぜなら気が付けば、ノート作りが教科書や問題集づくりになっているかも知れないからです。
どうしても、こうした形になってしまう場合は括弧埋め形式は、せめて最小にします。
ノートへの色分けも、消えるマーカーなどを使用して、覚えたい箇所をハイライトにし、覚えたらハイライトを消します。
こうする事で、どれくらいの内容が未熟なのかを量として認識できるようになります。
勉強が終わったころには、ノートにハイライトがなくなれば完璧です。