【家庭菜園】春も秋も冬も種まきできる野菜の種~三寸人参~

1.三寸ニンジンの特徴

三寸ニンジンは、根が長さ9㎝程の短形で、肩の張った逆三角形をした特小さいニンジンで、肉質は柔らかく、甘みをのある西洋系時なしニンジンです。

2.ニンジンの種類

カラフルニンジン

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1)西洋種と東洋種

人参の種類はかなり豊富で、大きく西洋種と東洋種にわかられます。

市場に出回る最も馴染みのあるニンジンは、長さは15㎝ほどのずんぐりしたフォルムと鮮やかなオレンジ色をした西洋種の五寸人参です。

一方東洋種は細長く少々いびつな形をしていていますが、色彩は豊なのが特徴です。

東洋種は栽培が難しいとのことで現在は市場でみる機会は少ないようですが、お正月に出回る金時ニンジンや赤色ニンジン(京ニンジン)が東洋種の代表格の様です。

⑴西洋種(五寸と三寸)

五寸人参は15㎝、これより5m短くなっているのが三寸ニンジンです。

こちらは家庭菜園でも人気の品種です。

先が丸みを帯びて、可愛らしい形をし綺麗なオレンジ色をしていて香りや味もとても良い品種です。

 

⑵東洋種

  

2)ミニニンジンの種類

ミニニンジンというと、ソーセージ型の小型の極早生種です。

ミニニンジンの栽培スケジュールや畑づくりはこちらから。

⑵ベビーキャロット

ソーセージ型の極早生ミニニンジンで、家庭菜園向きです。

根はやわらかく、甘みがあり、そのままの形で野菜スティックやサラダに手軽に利用できます。

ピッコロやパックン丸といった名前で販売されています。

 

3.ニンジン栽培の注意点

1)発芽不良

ニンジンは発芽率が55%と悪いため、収穫量を見越して予め多めに撒いておきます。

また、種は吸水率が弱く、種まき後に土が乾燥すると極端に発芽が悪くなるので、発芽まで乾燥させないように。

2)土壌環境

⑴完熟堆肥

堆肥は必ず完熟したものを使用します。

未熟堆肥を使用すると股根になりやすくなるので注意しましょう。

⑵苦土石灰

土が酸性に傾くほど生育が遅れるのでしっかりと苦土石灰をまきます。

4.三寸ニンジンの栽培スケジュール

※早生タイプです。

1)種まきの時期と発芽率

  • 発芽適温:15~30℃前後
  • 発芽日数:7~10日
  • 種子性質:好光性
  • 生育適温:16~20℃
  • 栽培期間:80日~100日
  • 収穫期間:春まき:6月上~9月上旬 秋まき:10月下旬~翌1月下旬
  • 発芽 率:55%(以上)

2)栽培カレンダー

⑴土壌環境

①露地場合

畑の場合:元肥多めに、石灰必ず!

種まきの2週間くらい前までには、石灰を施し、よく耕すようにします。

酸性の土壌を嫌う場合、苦土石灰を多めに撒いてよく馴染ませておきます

畝の全体に元肥を多めに撒いてよく耕し、平畝を立てます。

三寸ニンジンでは畝幅90㎝位、高さ20㎝位が適切です。

畝の表面を平に均します。

ニンジン栽培では、畑1㎡あたり完熟堆肥3.0㎏苦土石灰100g、化成肥料(N:P:K=8:8:8)100g、過リン酸石灰30g、を施します。

※未熟堆肥では、股根になりやすいので注意しましょう。

※1)一般的には作業しやすいのは、畝の高さは高さ20~30㎝、畝間20~30cm、畝幅50㎝以上の様です。

※2)畑には、1㎡あたり堆肥2.0~3.0㎏、苦土石灰100g、化成肥料70gを施すのが一般的です。

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②プランター栽培

⑴底石用の軽石をネットに入れて、軽く水で洗いプランターの底に薄く敷きます。

⑵土をプランターの8分目程度を目安に入れます。

⑶ニンジン(人参)は湿気に弱く水はけが悪いと根腐れするので、水はけのよいタイプの土を選びます。

※特に、栄養が大好きで生育期間が長いので元肥は必ず入れ、よく馴染ませておきます。

 

培養土を使うと手間がかかりません。

   

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⑵種まき

条間20~25㎝で3条の播き溝をつけ、薄く条まきします。

種は好光性なので薄く覆土をし、たっぷりのお水を与えます。

プランター栽培は2条まきで。

※プランターや範囲が広くないならポット播きもお勧め。

⑶間引き・追肥

本葉1~2枚の頃に一回目の間引きをし、株間を3~4㎝にします。

本葉が5~6枚頃までに10~12㎝間隔に間引きをします。この最終間引きの時に、条間に追肥を行います。

秋播きでは、栽培期間が長いので追肥を適宜行います。

一般的には1か月ごとに。

⑷収穫方法:間引きニンジンとは

通常ニンジンの収穫は、根が完全に成長した状態の物を収穫します。

根の直径が5~7㎝になり、肩の部分が横に張り出して来たら収穫適期です。

ニンジン菜・葉ニンジンのこと

収穫適期にあるニンジンの葉は固くなってしまうのですが、まだ根が成長する前の葉は柔らかく、食べやすい為、ニンジン菜、葉ニンジンとして食べることができます。

にんじんの栽培過程で間引きのために若採りされたもので、根の部分に細く小さなにんじんが出来ているのが特徴です。

間引きされた時期によってこのにんじんの大きさが変わると共に、葉の軸の硬さも変わってきます。

にんじん菜または葉にんじんと呼ばれているものは一般的なにんじんを、収穫されたものを言います。

葉を食用とするためにあえて栽培されたものです。

根が完全に成長した場合、葉が硬くなっていますが、このような間引きニンジンは、にんじん菜や葉にんじんは葉が柔らかく食べやすいのが特徴です。

※水耕栽培での成長記録はこちらから。発芽の様子も記事にしていますので、何かの参考になれば幸いです。

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