ご訪問頂きありがとうございます。
この記事では葉の異常から原因や病害虫の種類を特定したり、対処法をご紹介しているわけではありませんので予めご了承頂ければと思います。
水耕栽培をしている中で、今回葉が萎れてしまった事に対して自分なりに考察して行った事をご紹介しているだけの記事になりますが、何かの役に立てれば幸いです。
ミニトマトのペットボトル栽培
まずはペットボトル栽培について簡単にご紹介します。
苗を購入したら数日は自宅の環境に慣れさせて、ポットの土が乾燥したら土を落として根を洗います。
ペットボトル500㎖の容器を上1/3をカットして飲み口側に根を通して液肥による栽培を開始します。
ここで、ただ苗を挿すだけでは茎が液肥に浸かりすぎるので、それを避ける為の工夫をします。

苗が下がり過ぎてしまう。
私の場合は百均の底編みネットを小さな筒状にして苗が落ちないよう支えとしていました。
6~7cm位の筒状にしているだけですが、茎の安定はとても良い様です。
ただ、思った以上に根が育ってしまい気が付くと窮屈そうでしたので、後日ネットの部分を少し下げました。

根詰まり
下げた部分の根が大分根詰まりしていましたが、数日もすると根は伸びてきます。
この苗は順調に生育しましたので、容器を大きくして現在も栽培中です。
これは百均の蓋付容器です。約2Lの液肥が入ります。
移植後に葉の異常が出現したら
ミニトマトの栽培を開始する時大抵3本位の苗を購入しますが、その内の1本で移植後に生育不良を起こす事がよくあり、今回もペットボトルに移植して1~2週間の間に一つの苗で葉が萎れてしまいました。

5月23日 葉のしおれ
移植からしばらくすると天候に関らず、葉が萎れるようになりました。
また、下の方の葉が黄色くなっています。
下の葉が黄色い場合は大抵が栄養(養分・水分・日照不足)不足ですが、葉が萎れている場合には何かに感染した可能性があるようです。
根を見ると中心の根が少し茶色くなっています。

5月23日の根
においを臭いとは思わなかったのでまずは毎日液肥を交換し、その時に根を流水で洗う事にしました。
この苗は既に一番房に実をつけていましたので本来なら大きな容器に替えて行くところですが、毎日液肥を替える事にしたので、500ml容器の半分のままで毎日お世話をしていきました。
根腐れが激しい場合はカットする事もあるのですが、今回は流水で指で洗いながら自然に抜けるのを待って見守る事にしました。

5月26日の根
3日後、根が茶色くなってきたので無理かと思っていましたが臭いがなかったのでしばらく毎日の液肥交換をしていました。
流水下、指で洗い続けたのが下の写真です。
新しい根も生え、古い根も少しづつ抜けたり切れたりしながら根全体がきれいになってきました。

6月3日の根
このようになると葉の方も萎れる事はなくなり、暑い日差しの中でも葉がしゃっきりしていました。

6月3日の葉と実
根元の葉はより緑が濃くやや撒き気味なのでもしかした窒素過多なのかもしれませんが、節と節の長さを見ると徒長などはないようなので栄養状態は良いと思いました。
ただ、また根詰まりが気になりましたので、5日に詰まっている部分を少し下に押し出しました。

6月5日の根づまりの様子

6月5日の葉の様子
根を下げると一時的に水が濁ったり、また葉が萎れたようになりますが、毎日根を流水で洗い、液肥を交換すればまたすぐに元に戻ります。

6月6日根づまりと液肥白濁
葉の異常が現れた時の自己流対処法
ミニトマトやナスをペットボトルで栽培する場合、どちらも株が大きくなるので昨年は2Lのペットボトルで栽培していましたが、結構な手間がかかり大変でした。
その事があったので今年は、水耕栽培容器を移植型に変え、最初から最後まで500㎖のペットボトルでの栽培を出来る様にしたのですが、結果的には正解だったと思っています。
毎日の液肥替えも少量で済みましたし、経済的、効率的に行うことが出来、何より場所をとらないので助かりました。
6月辺りではまだ液肥の吸収も緩やかなので500mlペットボトルでも十分栽培できると感じました。
ただ下旬から8月にかけてはミニトマトもナスものすごい勢いで吸水をしていきますので、それに合わせて大きな容器に移植(定植)していかなければなりません。
※2Lのペットボトル栽培では毎日の液肥の補充が必要になるかも知れません。
水耕栽培に関しては根も葉も異常が分かり易いので、早期発見をしたら液肥をこまめに交換する事(少なくとも最低2日に1回)、根を流水で綺麗洗い流してあげる事が良いのだと思いました。
現在の水耕栽培容器
ペットボトル移植をする為の自作容器は、百均の蓋付ボックスを利用しました。
こちらは浅型、深型、大型とあり、蓋が使い回し出来るので、蓋にペットボトルを移植できる様にカッターで穴を開けているものです。
作り方の詳細はどうぞこちらをご参照下さい。
【水耕栽培】100均アイテムで新自作容器~歴代の失敗容器を踏まえて~
今は、既製品の水耕栽培キットと、自作の水耕栽培容器を使って色々な野菜を栽培しています。
この蓋は直径10㎝の育苗ポットを移植する為のものである程度育ったら移植するのですが、今はまだ苗が小さいので、しばらくは百均のコーヒーカップに液肥を入れて小さい育苗ポットを入れてまとめて栽培しています。すが、苗が小

大型容器で育苗中 ミニトマトとナスのベランダ栽培
蓋を外すとこんな感じ。

6月6日 まとめて栽培

6月6日 まとめて栽培
大きさや種類の違う育苗ポットもカップに液肥を入れてそこでしばらくは管理します。
いずれもまた記事が出来たらご案内しますのでそちらの方もどうぞよろしくお願い致します。
最後までありがとうございました。