はじめに
4月末からスポンジ種まきをし、リーフレタス(白)、ミニトマトのレジナ(ピンク)、ナス(緑)、ミニ白菜(黄)が順調に発芽し、5月中旬現在本葉も大きくなりま始めています。

上から見た所
植物育成ライトの下、育苗トレイの中で栽培していましたが少々手狭になってきましたので、栽培容器本体の方へ移植をしていきます。
※ペットボトル栽培を個別で行う場合には育苗ポットは不要です。
発芽後のポット移植へのタイミング
移植のタイミングは、本葉が2~3枚になり根が3㎝以上になった頃です。
これにはいくつかの理由がありますが、主に、双葉の役割がその頃に終わると言う事が挙げられます。
理由
水耕栽培で液肥を使用するようになるのは、本葉が出始めた頃です。
それまでは双葉に栄養があるのでそれにより本葉が出始めます。この本葉が光合成を始めるようになると双葉が栄養を使いきり枯死して行きますのでそれに合わせての移植になります。
又本葉2~3枚頃の根は良く伸びていますので、ポットから出せるようになり液肥に着ける事が出来るからです。
根の状態を確認する
双葉だけの時の根は太く長い根が1本見られますが、移植にはまだ少し根が小さい様です。

双葉の時の根の状態 レジナ

本葉2枚の頃のレジナ

根の成長が良く分かります。
※スポンジに種を2個以上播くときは、双葉の内に間引きをしますが、遅くともポットに移植する時には1本だちにします。
根が3㎝以上伸びている事を確認で来たら育苗ポットに移植出来ます。
移植の際にはしたポットの外に根を出すようにします。
ただ、無理に出そうとして根を傷付けないように、また無理なら出さなくても大丈夫です。
下記記事では育苗ポットを使用してその方法をご紹介しましています。
【水耕栽培】スポンジ種まきから容器への移植まで~育苗ポットの利便性~

リーフレタス
今回はペットボトルで上記代用品を作りそれを容器本体にセットして行く方法をご紹介します。
育苗ポットをペットボトルで自作
ペットボトルで育苗ポットを作る場合、それを移植できる水耕栽培容器が必要になります。育苗ポットをセットする本体の作り方は下記をご参照下さい。
【水耕栽培】100均アイテムで新自作容器~歴代の失敗容器を踏まえて~
容器本体を作成しない場合、ペットボトルでの栽培も可能です。
用意する物
- 500㎖のペットボトル
- カッター
- 油性マジック(マーキング用)
- 底編みネット
- ハイドロボール(大・中)
- 水耕栽培容器本体
作り方
⑴ペットボトルを上部1/3に切る
ペットボトルの上部1/3又は半分に切り、飲み口の有る方に芽を植えます。
⑵カッターででスリットを入れる
スリットを入れる事でそこから根が伸びます。
スリットはあまり細くすると根が出られなくなりますし、太すぎるとハイドロボールが落ちるので、3mm位が良いと思います。
⑶容器にセットする時の爪を作る
丸で囲んだ部分は、容器にセットをした時にずれないようにする爪です。見にくいですが、カット部は鋭いので怪我にご注意ください。

2~4か所
⑷口の部分には鉢底ネットを置く
完成
芽が小さい内はこの爪でカップを安定させて容器にはめる事が出来ますが、ミニトマトなど大きく育つ場合には、不向きです。
そこで、大きく育つ植物を移植する場合には、600㎖ペットボトルに多い、横溝の入った容器を使用するのがお勧めです。
溝が丁度はまるように本体容器に穴を開けた方がずれなくて良い様です。
自作の育苗ポットに苗を植える
⑴鉢底ネットの上に大きいカルチャーボールをのせる。
⑵その上に苗を一個のせる
この時少なくとも根が1本はスリットから出るようにしますが、無理なら出ていなくても大丈夫です。
⑶スポンジを固定するように周囲にハイドロボールを入れる
スポンジは見えても大丈夫ですが、いずれ藻が発生する事になりますので、気になる方はスポンジも覆った方が良いでしょう。
⑷容器にセットする際は根がしっかり液肥についている事を確認

浅型容器にセット 溝がはまるようにする方が良いです。
根が出せなかったり、容器が大きすぎる場合には、苗がもう少し育つまではペットボトルでの栽培をお勧めします。
ペットボトルを浅くカットして使用すると液肥がしっかり浸かる様になります。
本日作成した育苗ポットを、自作水耕栽培容器にセットしました。
※植物育成ライトの取り付け方はこちらの記事でご紹介いしています。
【水耕栽培】植物育成ライトでキットを自作~100均すのこラック~

苗が小さいので台を使用しています。

植物育成ライトを点灯
リビングファーム製品のライティングも比較の為にのせておきます。
栽培容器は自作したものです。容器が大きい為もう少し成長してから付属の容器に移植していきます。
最後までご覧頂きありがとうございました。