【家庭菜園】良い苗の選び方 ~双葉は枯れていてもいいの?~

苗を購入する前に

失敗しない栽培をする為には知っておいた方が良い事は多々あります。

実は栽培で最も重要なのは苗づくりであると言われるほどです。

ここでは良い苗と言うものがどのような物かを知り、苗を購入する場合の失敗しない苗の選び方についてご紹介しています。

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苗の種類

苗には種から育てた『自根苗』と品種改良している『接ぎ木苗』があります。

より病気に強いのが接木苗です。

実生苗(みしょうなえ)のメリットとデメリット

接木苗よりも安価に購入できます。

ですが、病気や害虫に弱いと言うデメリットがあります。

接木苗のメリットとデメリット

実生苗は病気や害虫に弱いのですが、これをカバーしたのが接木苗です。

病気の原因にはいくつかありますが、同じ場所に植えると起きる連作障害を避けるのは接木苗です。

接木苗は二つの異なる植物を、地下部の『台木』と地上部の『穂木』として品種改良したものです。

接木苗 連作障害

上の画像はナスの接木苗です。

クリップから下の部分(地下部)が『台木』で『味は良くないが病気に強い』という植物の根を、台木として専用で使用しています。

選ぶならどっち?

初心者に向いているのは安価な実生苗と言われていますが、野菜の種類により接木苗にした方が手間をかけずに育成する事が出来ると言われています。

選ぶ基準で分かり易いのは、連作障害を起こさないで栽培できるかどうか、と言う事になります。

連作障害や接木についてはこちらの記事でより詳細に分かりますのでご参照下さい。

連作障害とは?対策は?連作してもいい野菜との違いは何?

失敗しない苗の選び方

良い特徴を覚える前に

一般に良い苗とは茎が太く、葉は厚みがあり、色が濃いものが良いと言われており、見た目の大きさ(丈)自体は関係有りません。

ま良い苗にしろ悪い苗にしろ特徴は各部位で現れますので、これらを選別してしていっても多くの中から選び出すのは意外に困難な物です。

まず初めに購入を避けなければならないものを押さえておきましょう。

これだけは絶対避けよう

  • 害虫がいる:最低でも葉の裏、茎は確認
  • 育生ポットの底から茶色い根が出ている:底を確認
  • 老化苗である:早すぎる開花は要注意:早すぎる開花は危険

害虫がいる 

害虫は、葉の裏、茎などに潜んでいますが、葉などに虫食いの跡の様なものや、虫が貼った後のようなものが見られたら購入はよしましょう。

茶色の根が育苗ポットの底からはみ出ている

市販の苗は育苗ポットという育成用の小さな容器で栽培されています。

育苗ポットは、植物が定植を迎える前までの栽培に用いられ、効率的にかつより丈夫な苗を作る為に使用されています。

その為定植時期を迎えたら速やかに植え付けをしなければなりません。

ところが、この時期を過ぎた場合、つまり育苗ポットで長く栽培した場合、又は生育が進んでしまっではポットの底から茶色の根がはみ出てきます。

時期を失した定植は土への定着が悪い為、後の育成で栄養吸収が不良になると言われています。

こうした事を避ける為に苗底を確認しましょう。

老化苗である

老化苗とは、育苗中に何等かの原因で生育不良を起こした苗のことで、要因は多くありますが、特徴的なのはその外観です。

生育が停止した苗に見られるのですが、直径6㎝の小さなポリ鉢にある小さな苗が花をつける事があります。

この様な苗は、老化の進行により枯死する前に子孫を残そうとする植物の性質が現れたもので、花の期間も早く終わると言われています。

老化苗と育苗の重要性についてはこちらで詳細について記事にしていますので、ご参照下さい。

育苗の重要性 ~老化苗になっていませんか?

具体的な見分け方

個人の感想ですが、茎や株元を見みるより葉を見る方が分かり易い様に思います。

葉を見る場合

良い状態

葉に厚みがあり、色は濃く、葉が密集しているのが良い苗です。

特に光合成は葉で最も活発に行われますので、葉がしっかりしている苗を選ぶと良いでしょう。

悪い状態

葉の色が薄いまたは黄色い状態の場合は栄養不良です。

葉に斑点があるものは病気の可能性がありますので、避けましょう。

茎・株元を見る場合

植物の成長は、地上部だけでなく地下部の根でも同じよう行われており、しっかり根を張る事が出来る為にも確認しておきましょう。

良い状態

茎は太く真っ直ぐのものが良いですが、根元まで見てぐらつきがないものを購入しましょう。

悪い状態 

茎が細い苗は購入を避けます。

またポットの底から黄褐色(茶色)の根がはみ出しているものも購入しないようにします。

双葉が黄色いのは大丈夫?

5月中旬にホームセンターに行くと、多くの苗で双葉が黄色くなっていたり、一枚しか残っていないものを見かけます。

ですが、これは正常な苗の生理現象です。

双葉の役割は、栄養分を蓄積し生育の為に供給する事にありますが、本葉が光合成を始める頃になると、栄養は使い果たされて不要になり、枯れて脱落していくからです。

問題になるのは脱落した葉を土の上にのせたまま放置することです。

病気の原因になりますので葉が落ちた場合には双葉に限らず速やかに取り除くようにします。

苗の購入時期

春になると沢山出回る苗ですが、購入時期は植付時期の直前が良いのですが、植物により時期は異なります。

なすやトマト

5月下旬ごろ(一花花が咲く前頃)から植え付けをします。梅雨の様な多湿では病気の原因になりますので梅雨入り前には済ませます。

キャベツ

春まき栽培では4月から5月、夏まき栽培なら7月下旬から9月初旬、秋まき栽培では11月から12月頃になります。

いちご

9月下旬から10月下旬ごろに植え付けします。

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