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水耕栽培は初心者さんにお勧め
今日ご紹介するのは、水耕栽培初心者さんでも失敗しないで作れる野菜です。
水耕栽培は土耕栽培に比べて手間が少ないので初心者さんや、ちょっと菜園気分を味わいたいという方に向いた栽培方法です。
私は初心者さんにこそ水耕栽培をお勧めしますが、その理由は何と言ってもその手軽さにあり以下の利点が挙げられます。
水耕栽培の利点
虫がつかない
一般に害虫は土に寄ると言われていますが、土を一切使用しない水耕栽培では害虫はほぼつきません。
ただ苗を購入した場合、葉の裏に潜んでいる事がありますので購入直後はよく観察して虫がいない事を確認しましょう。
追肥が不要
専用の液体肥料により養分が調整されているので、肥料過多や肥料不足になる心配はありません。
肥料過多や不足の原因は、分量を見誤ってしまう事もそうですが、適切な時期に与える事が出来ない、忘れてしまったなどの原因による場合も少なくないようです。
ただ、液肥も少なくなったら、古い液は破棄して新しい液肥を与えます。
この用法をしっかり守って液肥を交換しましょう。お勧めの液肥はこちら。
病気になりにくい
種類によりますが、室内栽培が可能なので雨風被害に遭う事はありません。
病気には泥はねや、風、雨によって運ばれてくる菌によるものも多いので感染をしないで栽培する事が出来ます。
これからご紹介する野菜はまず失敗がないので是非挑戦してみて下さいね。
水耕栽培 お勧め野菜 5選
第1位 リーフレタス・サニーレタス
お勧めは何といってもリーフ(サニー)レタスです。

写真は2株です
水耕栽培を試しにしてみたいと思う方は、まずはこのリーフレタス又はサニーレタスがお勧めです。
初めてでも種から育てられ、陽の当たる窓辺に置いて置くだけで十分立派な株に育ちます。
ペットボトルや百均で購入できるアイテムを使用して水耕栽培容器を簡単に自作できるのでお気に入りの容器を作って楽しんで下さい。
容器を自作するのが面倒な方にはこちらのキットがお勧めです。
全てがセットされた申し分のない物で種がついています。
一度に栽培できるのは4株です。
第2位 紫蘇
紫蘇はある程度育つと次から次へと葉が増え、料理に重宝します。

苗から育てた紫蘇
種から育てるよりは苗を購入するのがお勧めです。
ただ購入する場合に注意しなければならないのは、購入後、暗い場所に置いてはいけないと言う事です。
株が置いてあった店内や店先が明るかった場合、それよりも暗い場所に置いてしまうと一部の植物(長日植物)は日が短くなった(秋になった)と勘違いし花を咲かせてしまう事があります(トウ立ち)。

2020年5月 秋に咲く筈の花が5月に開花した紫蘇
菜の花や、紫蘇などは花を咲かせてしまうと葉が硬くなり収穫が出来なくなってしまうので注意して下さいね。
購入後置き場所が分からなければ、街灯や家の明かりが漏れる場所にしばらくの間置いてあげて、環境に慣れさせてあげるのが良いでしょう。
詳しくは【栽培失敗?!トウ立ちとは?紫蘇の光周性と限界暗期】をご参照下さい。
第3位 ミニトマト
一見難しそうに思われるかも知れませんが、実は半日蔭でも十分に育つので失敗がほぼありません。
また、3月末頃からホームセンターで苗が出回り、1株300~400円で購入できます。
一般に植物は苗がしっかりした状態であれば、その後の成長が良いとされていますので、初めての場合にはまずは苗を購入する事をお勧めします。
苗の内は室内の明るい窓辺に置いてあげて、温かくなり背が高くなってきたら日の当たる窓の外に出してあげて下さい。

イエロートマト
ほぼ失敗しないで育ってくれますが、背が高くなったら支柱を取り付けたり、摘心等の作業も必要になります。
また実が沢山ついたら容器をある程度の大きさに変えないと倒れてしまい若干の手間がかかるので、3位にしました。
ミニトマトや紫蘇は挿し木も容易なのでとにかく楽しんでいただけると思います。
ミニトマトのお勧め品種は、断然レジナです。背が高くならないのでとにかく可愛いのです。
ホムセンで苗を購入できない場合、ネットで種を購入できます。
弟4位 ラディッシュ(二十日大根)
まん丸フォルムの可愛らしいラディッシュですが、水耕にしろ土耕にしろまん丸くするのは少し難しいかも知れません。
ですが、栽培日数が30日前後と短期間で収穫出来、種まき時期も3月から11月頃(収穫は4月~12月)と長期間可能なので何度でも挑戦したい野菜の一つです。
初めての種まき ラディッシュの栽培スケジュール~丸くするために~
第5位 カイワレ大根
とにかく簡単。キッチンの窓辺において料理の際に積んであげて下さい。
水耕栽培での作り方はコチラの記事をご参照下さい。
種まきに失敗?!スプラウト栽培から発芽の仕組みを理解してみて。
水耕栽培でも光は必要 確保が困難なら…
これら5選は、半日(4時間~5時間)程度の光でも十分成長します。
ですがどうしても光が弱い場合には、LEDライトの併用栽培がお勧めです。
小型の水耕栽培キットなら、8000~13000円位の物がありますので自然光との併用で使用すれば十分生育すると思います。
ご興味ある方は以下の記事もご参照下さい。
【水耕栽培】栽培キットでお洒落に栽培。栽培キットのメリット・デメリット