【水耕栽培】自作容器での栽培に向いてる野菜と栽培のポイント

1.自作の水耕栽培容器にはどんな物があるの?

これから水耕栽培を始めようと思う方、また本格的な栽培と言うよりまずは手軽にしてみたいという方なら、小型水耕栽培容器でも十分家庭菜園を楽しめるのではないかと思います。

自作容器にも色々ありますが、大きく分けると個別育成容器と多育成容器とがあります。

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1)個別育成容器と多育成容器

⑴個別育成容器とは

一株ごとに栽培するならペットボトルの利用が代表的です。

紫蘇やミニトマトなどは、沢山植えるよりも一株を大きく育てると手間がかからず液肥交換も楽になります。

紫蘇はPB向き

⑵多育成容器とは 

定植

別売りの水耕栽培用ポットを併せて使用

百均の収納ケースをアレンジしたものを愛用しています。

一つの容器で2株以上の栽培が出来る小型水耕栽培容器で、自分でカスタマイズできるのがうれしいですね。

小型水耕栽培容器は、液肥の容量が2~4L前後入る大きさになります。

多育成容器は更にざるを利用したざる型容器と、育生ポットやペットボトル栽培を成長に合せて移植出来る移植型容器に分ける事が出来ます。

容器の選び方にはいくつかのポイントがありますが重要なのは以下の点になるかと思います。

  1. 何株栽培するか
  2. 世話の手間はどうか
  3. 病気になった時はどうするか

2.個別栽培に適した野菜

1)お勧めは 紫蘇・ミニトマト・リーフレタス 

水耕栽培を始めると分かるのですが、唯一の手間は液肥交換になります。

必然的に一株となってしまうペットボトル栽培では、いくつも栽培すると液肥交換に手間がかかります。

なので、沢山栽培したいと思う方は避けた方が良いでしょう。

2)ペットボトル栽培をする際のポイント

⑴お勧めは2L用

紫蘇やリーフレタスは収穫期も長く、思った以上に育ち株(根)が大きくなります。

苗が小さい内でも2L用のペットボトルを使って栽培すると良いでしょう。

株が小さい(根が少なく短い)うちは、容器を入れるカップの方は丈を短くして根がきちんと液肥に浸るようにします。

また株が大きくなるにつれカップ側の丈を大きくして水切れする事がないようにします。

⑵容器の作り方

ペットボトルを半分に切って重ねる

 

まずはペットボトルを半分に切ります。

※画像は500㎖のボトルですが、必ず株が大きくなるので2Lで作成しましょう。

この時、切り口は鋭くなっていますので、植物を傷つけないように切り口をテープ類で保護しておきます。

飲み口のある側を上にして重ねます

下のカップに水又は液肥を注ぎます。

⑶苗のセットの仕方

苗を購入した場合はポットから出して優しく土を払い、根を水で綺麗に洗ってあげます。

 

土を落としたら、ビニール袋で根を保護します。

※茎の落下防止をする場合はスポンジなどで軽く固定しておきます。

 

ビニール等で保護した根をペットボトルの飲み口に通します。

ビニール袋を外して、液肥の入ったペットボトルにセットして日の良く当たる場所に置きます。

※育苗初期の日光不足・栄養不足は後の生育に影響します。

藻が発生しないように、アルミホイルや黒ビニール袋などをボトルの周りに巻いて遮光します。

3.多育栽培に適した野菜

1)お勧めはリーフ(サニー)レタス・ラディッシュ・ミズナなどその他豊富

半陰生植物なら大抵向いているようです。

小型のものが多く、一度に種をたくさん撒いて沢山収穫したいときには大き目の容器で何株かまとめて栽培します。

液肥交換の回数、消費する液肥の量で容器の大きさを決めます。

植物は、一定の時期を過ぎると一気に成長します。その時に液肥の量がみるみる減るので、あまり小さい容器では手間がかかるのでです。

2)多育成栽培容器で栽培をする際のポイント

私が自作容器で愛用しているのはこちらです。

定植

百均の蓋つき容器に穴を開けてポットを使用

ポイント1 一度に液肥交換が出来る

この容器の特徴は、1つの容器に幾つもの株をセットする事ができるという点です。

2~6株くらいの野菜を一度に栽培できるので効率良く育てる事が出来ます。

ただし、容器の中で根が育ちますので4Lくらいの大きさがあった方が良いかも知れません。

2L位なら2~3株でも大丈夫かと思いますが、6株なら少なくとも2.5~4Lはあった方が良いのではないかと思います。

同じ容器をいくつも作っておけば、液肥交換の際、あらかじめ新しい液肥を入れた別の容器に苗を植えた蓋だけをセットすれば簡単です。

ポイント2 株間は適度にとること

土耕栽培でもそうですが、密集した状態での栽培では糸状菌(カビ)への感染が起こりやすくなりますので、株間は十分に開けます。

ポイント3 病気の発生に注意

一株でも病気が発生すると他の株に感染してしまう事も少なくありません。

病気の株を見つけたら、速やかに撤去して個別に栽培するか処分をするようにします。

この場合、移植型では隔離や処分が簡単に出来ますが、ざる型では根が複雑に絡みあうので一部の撤去でもやや困難になるかも知れません。

これらのポイントを踏まえて早速容器の作り方を見て行きましょう。

ポイント4 ざる型容器に向いている野菜

ラディッシュや、スプラウトなど一度に沢山種を播くときにお勧めです。

基本的に栽培期間が短く、浅く根を張るものはざる型が便利です。

ラディッシュはある程度根が伸びるので、一回位は浅い容器に交換する事をお勧めしますが、ざるに合う容器を見つけられれば、ざるごとセット出来ます。

こちらも記事が完成したら投稿しますのでどうぞお楽しみに。

3)自作容器を百均小物で作る

個人的には蓋付の容器がお勧めですが、蓋に穴を開ける作業が入るのでこの場合ホールソー又はカッターを使用します。

私は、百均の蓋つきの容器のふたに、セットしたいポットをマジックでマークして、カッターで穴を開けていますが、蓋は固いので作成はご注意ください。

今回は加工が楽な様に食品トレーを利用してご紹介します。

なるべく固めの食品トレーが良いのですが二枚重ねでも良いかも知れません。

百均で購入した蓋つき容器

※こちらのケースは百均で4~5年前に購入しましたが、現在は浅型タイプも蓋付で販売しています。

蓋の使い回しが出来るので、幼苗期は浅型容器で育て、株が大きくなったら中型容器に蓋ごと移植をします。

この記事の「容器の作り方」の中でご紹介しています。

⑴育苗ポットの用意

水耕栽培用のポットを用意します。

水耕栽培用のポットは市販がなかったのでネットで購入しました。

リーフレタス程度なら直径5cm位あれば十分かと思います。

自作の水耕栽培キット

 

⑵容器の作り方

食品トレーが容器に乘るようにサイズを合せます。

見栄えが気にならなければサイズを合せないで載せておくだけでもいいでしょう。

ポットをはめる穴をカッターでくりぬきますが、この際ポットより一回り小さくカットします。

トレーは強度があれば3穴くらい開ける事も可能です。

小型栽培キット自作

トレーを外した時における様に肢を付けると尚良いと思います。

移植型の特性を活かしてナスやミニトマトの栽培について以下でレポートしています。何かの参考になれば幸いです。

【水耕栽培】100均アイテムで新自作容器~歴代の失敗容器を踏まえて~

水耕栽培キットを購入しても

下の画像は先日購入した小型水耕栽培キットのセットの一部です。

リビングファームの水耕栽培キット(ライトなし)

トレーに脚が付いている事で液肥を交換する際に根を傷めないで置く事が出来ます。

私はLEDライト付のキットを購入しましたので19000円(キャンペーン価格)しましたが、LEDのないタイプなら6200円で購入できます。

3.種の蒔き方(スポンジ培地)

切れ込みの両端に2粒ずつ種を播きます。

ポットに入る大きさにスポンジをカットし、中央に切れ込みを入れます。

切れ込みの両端にピンセットで種を植えます。

スポンジが乾燥しないように1日1回は霧吹きで表面を濡らします。

発芽をしたら良い方を残して培地一個に対して1株を生育します。

直後から光に当て育苗します。

双葉がしっかりしてきたら、育苗ポットに植え替えます。

こちらの記事も現在詳しくまとめていますので、近い内に投稿します。

タイトル仮『【水耕栽培】スポンジ種まきから容器への移植まで~育苗ポットの利便性~』

4.購入した苗を育苗ポットから水耕栽培容器移行時の注意点 

購入した苗は、直ぐに水耕栽培容器に移植せず、数日環境にならしてから移植します。

移植後も、はじめは根からの吸水と葉からの水分蒸散のバランスが崩れる(葉の蒸散が追い付かない)為、葉が萎れてきますが、数日もするとバランスがとれ、葉のしおれはおさまってきます。

葉が萎れたからと言って、慌てて液肥を薄めたり濃くすることはしないで、説明書に基づいた用法を守ります。

育苗期の栄養不良(特に不足)は必ず後の生育に影響します。

なので所定の濃度の液肥をきちんと与えておけば必ず元気な姿に戻ります。

最後までお付き合い下さりありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。

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