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コロナ禍のDIYブームにのって
昨今のDIYブームで家のプチリフォームが簡単に、かつ安価に出来る様になりましたね。
リメイクシートの利用は勿論、ラブリコ等の道具を使って女性でも手軽に柱(的な物)を組み立てられるようになった事は、ブームに拍車をかけました。
何より、現在のコロナの脅威によって人はより清潔な空間を求めて日々知恵を絞っています。
そのような背景から多用なアイデアが生み出されたプチリフォームですが、私がやって良かったとつくづく思えたのが、タンクレストイレDIYと壁掛けテレビDIYでした。
そこで、今回私が作ったタンクレストイレをご紹介したいと思います。
タンクレストイレって?
家庭用のトイレには水を流す為のタンクが後方についていますが、あのタンクを見えなくするだけで、ホテルのように洗練された空間に変わる事をご存知でしょうか?

DIY後のタンクレストイレ
DIY猛者さんたちが既に様々な画像をSNSに上げていらっしゃいますが、これがいわゆる『タンクレストイレ』です。
一見大変そうに見えるのですが、材料はプラスチック段ボールなので女性でも簡単に作れます。
クラフト感覚で作れますので是非試してみて下さい。
ビフォー アフター
2020.3月頃
以前は、1×4材を使用して入り口の対面に壁収納を設置し、入り口のドアに壁タオルかけを使っていました。
最初の内こそ見せる収納を意識していたものでしたが…時間の経過と共に物を乱雑に置くように…。

2020.9月頃
さらに忙しさに追われ手入れの行届かない状態となり…色んな色が目に付くことで統一感を失ったトイレに…ここまで来るのはあっという間でした。
なんと言っても便器後方のタンクによってお洒落とはほど遠いい空間でしかありませんでした。
ですが、タンクレストイレにした所…

2020.10月頃 全体が落ち着いた雰囲気に。
色の統一感を維持できるせいか、狭くなった筈なのに全体がスッキリした印象になりました。
また、タンクカバーは木目調で、水受け台には代理石模様のリメイクシートをあしらったので落ち着いた雰囲気になり、そのせいか閉塞感はほとんど感じられません。
入り口対面の壁収納を外すのはもったいなかったので、サイズを変えて前方に移動し季節の飾り物と数個のトイレットペーパーを置く棚にしました。
私の場合来客を迎える都合が在った為、速攻でタンクレストイレを完成させる必要がありました。
なので一旦収納無しで完成させて後から収納を足す事にしました。
上の写真は、予め収納を意識した骨組みを作っておいて、そこにプラスチック段ボールをテープでとめて後で手が加えられるようにしたシンプルなものです。
タンクレストイレのタイプは2つ
『収納あり』か『収納無しか』で使用する材料は異なります。
『収納無し』のタイプなら、突っ張り棒のみで、早い方では一日で作ってしまいます。
ですが、『収納あり』タイプの場合にはある程度の材料と時間が必要です。
では、今回私が作った物の作り方をご紹介致します。
必要な材料と作り方
収納を意識して作る場合
- 突っ張り棒 2~3本
- プラスチック段ボール(プラ段)90㎝×90㎝ 単価390円位 2枚
- すのこ 高さ90㎝の5枚板の4本下駄(ホムセンで購入)
- 百均すのこ 棚板用
- 写真立て 水を流すレバー用の窓枠
- その他 ハサミ・カッター・定規・リメイクシート・マジックテープ又は両面テープ
※プラ段はホムセンで購入しましたが、大きかったので二つにたたんで持ち帰りました。後にリメイクシートを貼るので折り目は全く出ずに綺麗に仕上がりました。
また黒いプラ段を購入しましたが、線を引いたりするので多少の見にくさはありましたので、その辺りも購入時に考慮した方が良いかも知れません。
⑴ 骨組みを作る
①ホムセンで購入したすのこをのこぎりで1枚ずつに分解します。
②タンクの両脇に立てかけます。
※写真のすのこは元々は5枚板でしたが、リメイクを繰り返していた為4枚板になっています。
③水を流すレバー側(写真③)は、小さな突っ張り棒ですのこをとめていますが、簡単に済ませる場合、すのこなしで突っ張り棒のみ渡しても最終的には完成します。
※ すのこを使う必要はありませんが、最終的には天板を乗せたり、その上に物を置く事も出来ますので、丈夫さを考慮するとお勧めです。また棚板も簡単に足せる事が出来ますので、後からいつでも収納を足すことも出来ます。
⑵ 棚板を作る
百均すのこで棚板を作りますが、タンクから出ているパイプ部分は予めカットしてはめます。
今回の収納はこの部分の1か所です。天板を蓋にして取り出します。
⑶ 補強する
※この部分はなくてもよい
後にかぶせるプラスチックは割と丈夫なので、このような補強は不要かもしれませんが、私は後々収納用の引き出しを作るつもりなので今回余った百均すのこを使用しました。
プラ段カバーをかける時、両面テープでとめます
⑷ プラ段でカバーを作る
① カバーにするサイズを計りプラ段を必要な大きさにカットします。
ここがポイント 幅をぎりぎりのサイズにすることではまりが良く安定した状態になります。
② 便器が出る部分を切ります。
③ 水を流すレバー用の小窓をカッターでくりぬきます。
これは、写真立ての大きさに合わせてカットします。
ここがポイント 便器の出る部分は隙間が出来ないようにします。
④ リメイクシートを貼ります。
※ 百均の厚手のシートを購入しました。重厚感があり落ち着いた雰囲気になったと思います。
レバー用のくりぬきは多少雑でも写真立てを当てるので気になりません(写真下)。
ただ、この窓からタンクが見えるので気になる方は内側の化粧をしましょう。

1×4材の端材にリメイクシートを貼りました。

隙間を避け、化粧をすると仕上がりがきれいになります。
⑸ プラ段で天板を作る
① カバーより少しはみ出るように大きさを合せて幅を切る。これを2枚作ります。
※ 天板は、カバーよりも若干大き目に作りました(赤の囲い部分)。
② 水受けの部分をカットする。
1枚目は水受けの丸みは気にせず、下の写真の赤い部分のように各パーツに分けてカットしました。
そして2枚目は、1枚目を元に丸みも付けてくりぬきました。2枚目を上に重ねます。
2枚は両面テープで貼り合わせました。
⑹ 天板にリメイクシートを貼る
①表面から貼ります。
②水受けの部分を切り抜きます。
③ 丸い部分は切れ込みを多く入れておくと綺麗に仕上がります。
4つ角を同じようにします。
⑺ 仕上げ
プラ段をはめ込み完成。天板はただ載せているだけで、収納は、この中に入れいます。
ただ、頻繁に使う様なものは避け、軽い物で少量をストック用に収めています。

完成
中の骨組みは棚板をはめられるようにしていますので、その内引き出し収納を作りたいと思います。
タンクレストイレの他やって良かったと思ったものを以下の記事でまとめています。
意外と簡単にできる物ばかりなのでおすすめです。
タンクレストイレにしたきっかけ
以前私はトイレのタオルは壁にタオルかけを使用して、一日一回交換するようにしていました。
衛生について深く考えていない事もあり、恥ずかしながら交換するのを忘れてしまったりなんて事もしばしば…。
ですが、コロナが猛威を奮う中で家庭内にあっても手洗いが最重要となった今、考えさせられたのが折角綺麗に洗った手を不衛生なタオルで拭く、という悪しき習慣でした。
コロナに限らずノロ等のウィルス性感染などを予防するなら使い捨てが最も良いと思い、ペーパータオルを自宅でも使用することにしました。
なのでトイレのどの位置にペーパータオルを置くべきか考え、やはり手洗吐水口の横以外にはありませんでしたのでタンクレストイレのDIYに至りました。
このDIYはお勧めです。簡単なので是非お試し下さいね。