藻が発生
水耕栽培をしていると、溶液や植物の根に藻が発生する事がありますね。サイトでもそうしたトラブルを避ける為に、遮光を促す物も多く見かけ私も参考にし、栽培容器にはアルミホイルを巻くようにしていました。
これまで顕著に募が発生したことがなかったので、完全に油断し、なすのペットボトルでは下半分だけ、またトマトの方も一つは手抜きをしていたところ、今日になって温かさも加わったせいか、
なすとトマトの根に藻が発生
しているのを発見しました。しかもたった一晩で。昨夜見た時はなかったと思いますが、本日午後に見た所、
緑色になっていたのです。


ただ、このなすは今回育てている株の中で問題も少なく、昨日よりも葉が大きくなったように思いますし、白い根もよく伸びてきていて成長過程は良い様に思っています。
ミニトマトは2株あり、一つは東の窓辺で不十分な遮光で、もう一つは東南から南向きの窓辺でしっかり遮光をして育てていました。遮光が不十分だった株の方はなすほどではないのですが藻が付着しています。
この株は、少し液体肥料の濃度が濃くやや蔓ボケを心配していたところでしたので、昨日液肥を希釈しました。やはり昨日はなかったと思います。


もう一方の株は、初めからペットボトルにアルミホイルをちゃんと巻いていましたので藻が発生する事はありませんでした。ナスと同じ東南から南窓なのに根がとてもきれいです。


若干液肥の濃度が高ったと思いますのでやはり昨日希釈していますが、第一花房が先端に在ります。
藻が発生すると本来の植物に行くはずの養分まで横取りしてしまうからあまり好ましくなかったと記憶しています。ここでもう一度藻について調べてみました。
そもそも藻はどこからやってくるのでしょうか。
藻が発生する原因と問題点
1 藻とは
発生原因 藻はコケの事で水槽や池に発生するものなどその種類は様々にあるようです。正体は光合成植物(植物プランクトン)で酸素を放出します。土壌にも水中にも存在する為発生原因の除去は極めて困難である為、コケが繁殖する条件をいかに抑えて行くかが要点の様ですね。
水中の緑色の緑藻をアオコと言い、墨汁の様な青臭いカビ臭がすればそれは青子でしょう。
⑴ 栄養富化
水質悪化やろ過機能の低下、餌の与えすぎなどが考えられます。更に水中では酸素量より栄養過多になると藻が発生する条件を揃ってしまいます。特に窒素とリンを好みますので、液肥の濃度は注意が必要です。
⑵ 日照(照明)時間
こけが好む光の強さは弱いもので、長時間の照射を好みますが、不規則である事もコケにとっては好条件であるため注意が必要です。
私の住まいは、夜間窓辺から街灯の明かりが差し込みますので好条件だったようです。この街灯は、植物にも影響しますのでまたその内、記事にまとめて行きたいと思います。
⑶ 問題点
栽培にしろ生物の育成にしろ、容器にはびこるコケは何といってもその見た目が良くありません。また、栄養を横取りする為、本来の生物体が栄養を受けられなくなります。
対策
捕食者がいない事も特徴の様なので、容器の掃除をするしかありませんし、遮光をしっかり施してあげ適度な養分を保つ事も重要です。

皆さんも藻には気を付けて下さいね。