水耕栽培と土壌栽培 紫蘇の栽培スケジュール 

4月から初夏にかけては野菜の種まきに適した時期です。リーフレタス、ミニ白菜、はつか大根等春まき出来る野菜も多いですね。紫蘇の家庭菜園も今が時期ですのでそろそろ紫蘇の種を播いてみようと思っています。

今年は是非自家栽培で、紫蘇の実の天ぷらを頂きたいと思います。

では改めて紫蘇栽培についてみてみます。

紫蘇の特徴

4月29日 植え付け後約1週間

原産地は中国で古くから薬草として利用されていました。現在国内では、愛知県で多く栽培されていますが周年野菜でもあり、季節や旬を問わず多くのスーパーで見かけられます。

本来の旬は5~6月と云われ、清涼感のある香りと風味は薬味として欠かせませんが、成長過程で芽紫蘇、穂しそ、葉紫蘇に分けられそれぞれに適した料理で食卓を飾ります。

紫蘇の実の天ぷらは食感も楽しくいただけますが、お刺身のつまなどに添えられている紫蘇の葉は、単に彩を添えるだけではなく、紫蘇に含まれる成分の防腐作用により食中毒を予防するとういう効用があります。その他にも紫蘇油はエゴマと言って体に良いとしてよく知られています。

日当たりの良い場所から半日蔭でも育つ野菜の一つなので比較的育てやすい部類に入ります。特に室内で栽培する事が出来るのであれば、害虫の心配もありませんし、挿し芽で保険をかける事も出来ますので失敗を恐れずに家庭菜園を楽しむ事が出来るのではないでしょうか。以下で細かく見て行きまましょう。

種まきから植え付けまで

4月から5月末に種まきをし、10日位で発芽します。発芽後本葉が2~3枚になったら間引きをし、本葉が4~6枚くらい、背丈が10㎝程になったら植えつけをします。湿った土を好むので乾燥させないようにするのがポイントです。根が定着するまではたっぷりの水を与えます。

植え付け後の管理

⑴ 水やり 

湿気のある土を好む為、表面が乾燥したらたっぷりと水を与えます。この時、葉に水をかけてあげるとハダニの予防になります。但し土が多湿になりすぎてもいけないので、極度な乾燥状態になければ控えても構いません。

乾燥に弱く、水分が不足すると成長が止まってしまいます。そうすると収穫の時期や収穫量に悪影響が出ますので注意が必要です。

⑵ 追肥 

窒素成分が多くなるとアブラムシが付きやすくなりますが、栄養が足りないと葉が硬く香も落ちますので、定期的に追肥が必要になります。収穫が始まったら2週間に1度位で追肥し様子を見ます。

⑶ 収穫と剪定

草丈15~20㎝で株の頂点を摘み取ります。20~30㎝位になる頃には、成長した大葉を収穫できます。この時下の葉から収穫しますが、一番下の葉により養分はくみ上げられているので、下から2枚目までの葉は残して収穫しなければなりません。

紫蘇の葉はわき芽を成長させて収穫する植物です。その為3~5節目を残して摘心(選定)し葉に養分がいくようにします。

選定で摘み取った茎は挿し芽で増やす事が出来ますので、是非挿し芽での栽培も楽しんで下さい。

⑷ 病害虫対策 ※症状から見る病害虫

一般に紫蘇に多くみられるの害虫はアブラムシ類 ヨトウムシ バッタ類 ハエ類です。病気には斑点病、さび病などがあります。一部ですがご紹介しますのでご参考下さい。

① 新芽の萎縮や縮れ、株全体の枯れ 

➡アブラムシ類 茎や葉に生息して汁を吸う。多発すると株全体が枯れてしまう。また「ウイルス病」を媒介する為予防が必須となる。発生した場合には株の下に紙などを敷いて筆で払い落とす。また成虫には銀色のマルチが有効であるが、手に負えなければ薬剤も検討する。

② 榛葉や未展開葉など、成長点に近い葉裏で寄生 

➡チャノホコリダニ 発生初期;新実がやや外側に湾曲し、葉はわずかに光沢を帯びる。密度が高くなると葉が縮れ褐変する。紫蘇に限らずナス科やウリ科にも発生する。初期に一部の株で発生しその後拡大するので、発生した株に触れた手で他の株に触れる事はしないようにする。

➂ 葉脈を残して食べつくされる 

➡ヨトウムシ(夜盗虫) 蛾の幼虫で昼間は土中に潜っているので姿は見えないが夜間茎や葉を食い荒らす。卵の内に駆除するのが良い。被害を受けやすい野菜の周りに背の高い野菜を植えるのも対策の一つである。

⑷ 橙色~黄色の隆起した小型の斑点を生じて枯死する 

➡さび病 病原菌は胞子の形で存在し、葉の裏で上記の症状を呈する。紫蘇から紫蘇への伝染が繰り返されると考えらえている。多湿条件で発病しやすく、好発時期は春季から秋季であるが盛夏期に一旦は収束する。肥料切れで好発すると言われている。

水耕栽培で育てる場合

専用の容器を使用しなくてもペットボトルで簡単にできます。苗を購入するか、挿し木で行い室内の明るい場所においておけば手軽に栽培できます。

苗を購入してペットボトルで栽培する場合

使用するペットボトルのサイズは、株がどれくらい育つかで、500ml、1L、1.5L、2Lで使い分けます。紫蘇は1.5~2L位の物が良いでしょう。小さいと液肥の追加が多くなります。

  1.  ペットボトルを半分に切ります。飲み口のある方の切り口は、植物の葉が当たる為予めテープ類で保護しておきます。 
  2.  紫蘇の根をきれいに洗って土を落としたら、ビニール袋で根を保護します。※茎の落下防止をする場合はスポンジなどで軽く固定しておきます。
  3.  ビニール等で保護した根をペットボトルの飲み口に通します。
  4. ビニール袋を外して、もう半分のペットボトルに重ねておきます。
  5. 藻が発生しないように、アルミホイルや黒ビニール袋などをボトルの周りに巻いて遮光します。
  6. はじめは葉が萎れた状態になりますが、落ち着くと元に戻ります。

光の強さは必要ありませんが、日照(照明)時間は14時間以上必要になりますので、リビングや街灯が入る所に置いて下さい。

また、肥料切れ(老化苗)や暗い場所ではすぐにトウ立ちして9月まで葉を楽しむ事が出来なくなります。

 紫蘇はあっという間に成長し、挿し穂も容易にできますので、保険として挿し穂をするのがお勧めです。

挿し穂をする場合

  1. 7~15㎝の枝を清潔なハサミなどで斜めにカットします。
  2. ペットボトルの飲み口部分が下向きになるようにカップに重ねます。
  3. カップ側に所定の濃度の溶液を入れ、茎が浸るようにして、明るい窓辺に置いておきます。
  4.  3~4日で発根します。

挿し木の時期、土壌栽培の場合など詳しい仕方はコチラをご参照下さい。

挿し木(挿し芽・挿し穂)の方法とは。 ミニトマトは簡単?他は?

追伸:実家の紫蘇の苗が5月に花をつけました。いわゆるトウ立ちです。

トウ立ちについてコチラの記事をまとめました。

栽培失敗?!トウ立ちとは?トウ立ちしたらどうなるの?

紫蘇の栽培は比較的容易と思っていたのですが、私の場合は偶然環境が良かったため栽培が続いていますが何もしらないまま栽培をしているとあっという間にトウ立ちして長く収穫を楽しむことができなくなります。

育苗の重要性 ~老化苗になっていませんか?』についてもご興味あればぜひ閲覧下さい。

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