なすの水耕栽培 失敗例 葉がしおれるのは根が原因?土壌栽培との違いは?

先日、なすの葉がしおれているとお話ししました。

夜間になってもやる気がないなす…

調べてみると、日中しおれていても夜間やくもりの日には回復する症状の場合には、多湿が原因とのことでしたので、根全体に浸っていた溶液を少し減らしていたところ…

どうやらそれが仇になったようです…。

もはや夜間ですら元気がなく、瀕死の状態と言っても過言ではありません。

では、この時期に起こるこの様な状態は、何が原因なのでしょう。

物言わぬ植物に耳を傾けてみました。

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1 なすの葉が枯れる、落ちる 

考えらえる原因 

⑴ 寒さに当たる ⑵ 水切れ ⑶ 土壌・栄養が不適切 ⑷ 病気 などが考えられますが具体的にはどのようなものか、また土壌栽培を参考にしながら見て行きましょう。

⑴ 寒さに当たった場合

土壌栽培では、一般になすの苗は気温が十分に上がった5月頃に植え付けを行います。早植えも可能ですが、この場合には防寒としてビニールの苗キャップやマルチをして冷たい風を避けたり、地温を上てあげます。

室内での水耕栽培では、この辺の事は比較的楽に対処できるかと思います。

⑵ 水切れの場合 ※根に問題がある場合 

苗を購入して最も注意するのが、この水切れです。何故なら、苗を植え付けてから根が定着する2週間程は、根が弱く不安定な状態にあり十分に水分を吸収する事が出来ないからです。

特になすは他の植物に比べ水分を必要としますので、水分管理が重要になります。この点同じナス科のトマトは乾燥に強く、甘い実を付けてもらう為には水分を控えめにするように言われています。同じナス科であっても全然違って、同時期に買った茄子とトマトの内ナスが枯れてしまうという事を聞いた事はあるのではないでしょうか?私のトマトまたご多分に漏れず元気です。

水切れによって葉が枯たとしても、単に水やりを増やせば良い、ということでもなさそうです。そもそも水切れが起る原因にもいくつかのポイントがあります。

先に記載した、①植え付け時期の不安定さの場合には水分の管理をしっかり行い水が切れないように調節をします。土壌栽培では目視で株元の土壌表面を見てこまめにチェックをして乾燥を防ぎます。

所が、ここで水切れを起こして②根が枯れてしまう場合もあるのです。一言で根が枯れると言っても、水切れの他、水分過多による根腐れ植え込みが浅いため根を張れない、肥料焼けを起こしてしまうなど、その態様は様々です。この場合はちょっと大変かも知れませんね。

対処法は、適切な土壌づくりです。具体的には、①植え付け2週間前に全体に石灰を播き、②溝施肥は1週間前に行います。

注意するのは接ぎ木の場合で、穂木が根を出さないようにしてあげます。穂木の部分が土に入らない様にするのですね。これは、穂木の虚弱な根を出させないで接ぎ木苗の上部な根を育てる為です。

手遅れになるのでしょうか…

水耕栽培では、根の観察が容易ですので傷んでいればすぐに分かります。本来根は白い状態にありますが枯れてしまったり腐ったりすると茶色くなるのです。

通常植物の根は再生をする事が知られています。

ここは思い切って根を選定したいと思います。

このような選定を行うのは初めてなので少し心配ではありますが、再生能力を信じて、もう少し様子をみたいと思います。

追伸:この子は4月29日に実家の庭さきに入院しました。あまりに元気がなく可愛そうでしたので、土耕栽培で経過を追っていく事にしました。その後の経過については下記の記事をご参照ください。

家庭菜園の成長記録➁ 一部定植から収穫に向けて

2 根の構造と働き

根を選定したとして、これから気を付ける事はどのような事でしょう。そもそも根の働きとは何なのでしょう。

冒頭で、ナスの葉が過湿状態にあると葉がしおれると言いましたが、これも根から吸収する水分量に由来する様です。では、加湿状態にあるとなぜ葉がしおれてしまうのでしょうか。

一般に根の働きは、①土壌中の養水分を根で吸収し、②植物の体を支える と言われますが、根全体で行うのではなく、①についは成熟した太い根が、②については若い根と根毛が行っているのです。

この若い根(根毛)によって吸収された水分は、どのように葉まで運搬されるかご存知でしょうか?水が自分で根から葉まで登って行くのでしょうか?

例えば人体なら、心臓より高い位置にある器官であっても血液が循環できるのは心臓のポンプ作用によって圧力をかけて血液を送り出しているからですね。

植物では、水分をくみ上げがる原動力が葉の蒸散作用なのです。この蒸散作用によって失われる水分量が、根かから吸収されて葉へと移動する水分量よりも多くなると、茎や葉の水分が失われてしまい、しおれた状態になってしまうのです。

つばり、蒸散作用が活発になると葉はしおれてしまうのです。そして蒸散が活発になる理由はいくつかありますが、分かりやすいのは気候による気温・湿度の変化です。

朝と夜間は葉に異常がないのに日中葉がしおれた状態になっているのは、日中は気温が高く葉からの蒸散量が増加しているからなのですね。

これは人間が体温が上がると発汗する事と同じです。体温が上昇して発汗し体内の水分が失われると私たち人間は水分を取ります。植物も気温が上がると蒸散をして水分を気孔から放出し、茎や葉の失った水分を補う為根から水分を吸い上げるのです。

今回は、葉がしおれるという事に焦点を当ててお話ししましたが、なすの葉が異常を訴える場合には症状は様々です。ナスの葉が異常な時はどんな時?対処法は?も併せてご参照頂き、一助となれば幸いです。

植物は言葉を話しませんが、犬や猫と同じ位表現豊かな生物なのかもしれませんね。

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