賃貸住宅に住んでいると、退去時には原状回復義務と言って自分で取り付けた物は基本的に撤去しなければなりません。
ですが、タイルに両面テープ付きのフックを付け、いざ取ろうとした時に、以外に強力についていて取れなかったり、
或いは無理に取ろうとして反って壁に傷をつけたりする事も多いのではないでしょうか?


私は以前、クロスに強力両面テープで額をはり、取れなくなってしまい、無理にはがしてクロスを傷めてしまった事がありました。
でも、後からインターネットには剥がし方が色々載っていたことをしり、改めて退去時に試したところ綺麗にとれた、と言うのは本当に苦い思い出です。
ですが、その方法を知ったので、今では安心して両面テープを貼ることが出来る様になりましたので?、その方法をご紹介します。
1 フック、両面テープの剥がし方
準備するのは、テグス(太目)、グローブ、はさみ、ドライヤー です。
テグスはビーズを通すナイロン?糸です。
この場合にテグスを使用する際は厚手のグローブを使用します。

タイルとフックの間に両手で持てる長さに切ったテグスを挟み込みます。
左右に引きながら上から下へ下ろしてフックを取り除きます。

粘性のある後が残りましたのでドライヤーで熱風を当て、柔らかくした後にカード等でこそげ落とし、中性洗剤で磨くと綺麗に仕上がります。

クロスに両面テープで貼った場合も、同じ要領でまずは貼っている額なり、金具なり、フックなりを分離します。
両面テープに限らず、テープ類は温風を当てることで粘着剤が溶けますので、例えクロスでも表面を傷めず綺麗にはがす事が可能なのです。
2 床の傷の修復
家具を移動したり、DIYでうっかり床や柱を傷つけてしまう事がありますが、百均でも修復用のクレヨンがありますのでそれを使ってみました。
⑴ ひっかき傷
重い物を引きずって出来た傷は、クレヨンの様な専用ペンで塗って行きます。


試しに2色で塗っています。茶色ですと薄いようなのでこげ茶を使用しましたが、やや赤みが強く感じましたので、茶色も適当に重ね塗りしました。

仕上がりはこんな感じです。
⑵ 深い傷の場合

ホームセンターにあるウッドパテを使用して補修します。

これは、木材の穴を埋める時に使います。
付属のヘラで、表面が平になるようにぬり、良く乾かします。半日足らずで乾きますが、今回はまる一日起きました。



結構綺麗に直せたと思いますがいかがでしょう。
国交省の定める退去時の原状回復に関するガイドラインによれば、日常生活をする上で仕方のないような傷は弁償の適応はないとありました。
気になる時には一読されると良いかも知れませんよ。