なすの水耕栽培 葉の色、花の色、正常な色ってどんな色?

ナスの苗を購入してから1週間が経過します。

4月18日 ペットボトルに移植

 

4月25日 1週間経過

 葉の色が黒いのです。

茄子の栽培では、葉や葉の色、形を見て栄養状態を判断します。

私のなすの葉の色は黒っぽいのですがこれはどのような状態でしょうか。

そもそも正常なナスの色とはどのような色なのでしょう。

なすの葉の色

なすの『葉の色が濃い』という事は健康と言う事だそうですが、濃いとはどのような状態なのでしょうか。

葉脈の色が濃い事を言うのでしょうか。それとも葉全体が黒っぽい状態なら良いのでしょうか。

調べてみると、葉の色の表現にはいくつかあり、やや分かりにくいようなのでまとめてみました。

⑴ 葉が濃い緑色になる➡肥料過多

この表現は分かりやすいと思います。

植物は通常肥料が多いと葉の色は緑が濃くなります。

なすも他の植物も同じで肥料が多いと濃くなりますが、標準的な範囲で緑色をとどめている分には問題はないそうです。

ただ、肥料成分の中でも窒素過多になると、樹勢が増して葉数が増えたり、枝が伸びすぎ、肝心な花や実に栄養が行かなくなってしまうので注意がひつようです。

なので、葉の栄養状態を見る為には、緑色と樹勢に着目して、窒素過多にならないように気を付けます。

では、反対に薄い緑色になった場合はどのような状態になっているのでしょう?

肥料が足りていないのでしょうか?

⑵ 葉の色が薄い・薄い緑色になる➡栄養・日照不足

葉の緑色が薄い時は栄養が不測している証拠です。

窒素過多であれば葉が濃くなり、窒素不足では葉の色は薄い緑色になってしまいます。

また、ナスは日当たりの良い場所をこのみますので、葉の色が薄い場合には日照時間の確保が出来る様に心がけてみましょう。

ただ、栄養不足と一言でいってもそこには幾つもの要素があります。

肥料に含まれる3大要素の窒素・リン酸・カリウムの働きを理解する事は、育苗をしていく上では欠かせませんが、日光に当たる事で起る光合成反応は植物にとって不可欠である事は、子供の頃に叩き込まれたものです。

簡単ですがまとめると ①窒素は葉の成長、色に関係し ②リン酸は結実に ③カリウムは根や茎を丈夫にしてくれるのです。

正常に葉が育つとそこに存在する葉緑体で光合成を行い、日光によって水を分解、酸素を生成してでんぷんや糖などの栄養物を作り出すのですね。

⑶ 葉が黒っぽくなる➡低温が原因 

この黒っぽくなるという表現は、濃い紫色になるという表現も含まれます。

一般に植物は固有の色素を持ち、ナスに特有の色素が赤~青のアントシアニンです。

なすは高温を好む植物ゆえ、寒さに当たるとこの特有の成分を出して株を守ります。この成分が出現すると葉が黒っぽくなるのですね。

なすの植え付けは5月上旬頃と言われますが、まだまだ夜は冷える日もあります。

だから、行燈(あんどん)などで風をよけたり、黒マルチをして寒さをしのいでいるのですね。

⑷ 葉が黄色くなる➡根傷み

植え付けの際雑に扱ったり、肥料焼けや水切れ、加湿、低温、高温など根が傷む要因は多岐にわたります。

植物は根を育てると言っても過言ではありませんので、正常な根を知り、丁寧に扱ってあげたいものです。本来の根は白くて綺麗なのですよ。

茶色くなっていたら傷んでいるので気を付けなければなりません。

正常な根の育て方はまた次に掲載したいと思います。

なすの葉の色に戻ります。

では、なすの葉が正常な色をしている、とは一体どのような状態の事を言うのでしょうか。

⑶ 葉脈の正常な状態とは

緑が強くても紫が強くてもいけないなすの葉。ですが、なすの苗が店頭に並ぶのは4月頃です。

春とは言えまだまだ寒い日は多いのですから葉の色が黒っぽくなっているのも見かけます。

それでは、この正常な葉と言える状態にはいつまでに持っていく必要があるのか、それを考えなければなりません。

これは遅くとも花をつけ始める前までには持っていかなければならないのです。そうでなければ確実に実なりに影響を与えてしまうからです。

5月下旬に苗の植え付けを終え、気温が安定し5週間もするとなすに花が付き始めます。

気温が安定したら注意深く観察しましょう。

肥料が十分であれば葉は大きく育ち、緑は鮮明になり、葉脈は濃くなります。

正常ななすの葉:植え付け5週間もすると花を付けます。

なすの花の色

健全に成長したなすの花の色は濃い紫色をしています。まためしべの柱頭は雄しべよりも長い長花柱花です。

十分な日照で、昼間は25~30℃、夜間は15~20℃での環境で育成された時に長花柱花になりやすく、この状態が見られると結実しやすいと言われています。

自然界では虫や風によって授粉し結実しますが、一番花は確実に着果をさせる為に指ではじいたりして授粉をさせてあげます。

花の色が薄いと思ったら 

花が小さかったり、色が薄いとそのまま落ちてしまう事がよくあります。これは栄養不足ですので、水や栄養を与えなければばりません。

肥料について『初めての施肥 土づくりや肥料の与え方で注意する事は?溶液濃度の調節は必要?』詳しく記載しています。

また、『水耕栽培失敗例 花の色が薄い時の対処法は?もう手遅れ?結実は?』で、詳細にまとめましたのでご興味あればご覧頂ければ思います。

摘果は必ずするの?

なすは、なり癖を付ける為に、一番花は小さい内に採ってしまうといいますが、これは、苗が小さい内に実を付けた場合の事を言います。

摘果には、なり癖を付けるという意味だけでなく、小さい苗の場合には一番果が育つことによって樹勢が衰える事を防ぐといった目的もあるからだそうです。

一番果が付いた頃の苗はこれからまだまだま大きく成長していく途中にあります。ただ小さい苗とは、単に伸長を言うのではなく、葉の展開や樹勢に着目します。

この摘果については、実家のなすの苗と私のプランター苗とを比較して検証してみたいと思います。

実家の苗

実家の苗(上)は高さが約22㎝ 一番上の葉の直径が約9㎝ 幅が最大25~26㎝です。一番果が下につき、既に3番花のつぼみが上に在ります。

私のプランター苗は高さ20cm 葉の直径10㎝ 幅が27㎝です。まだ二番花までがあるだけです。

5月6日 

実家の苗と比較してさほど差はない様ですが、私の苗の方がしっかりとしている印象を受けました。

実家の一番果を摘み、私の苗を摘果しないで様子を見たかったのですが、許可が下りそうにないので、私の苗の方を摘果したいと思います。

予想すると実家の苗より私の苗の方がはるかに実なりが良くなるはずです。

水耕栽培で苗を2本育苗していますので、無事に花を咲かせ、結実、着果、収穫に至る事が家庭菜園の最大の醍醐味です。

ですが、植物の成長はあらゆる段階で障壁に見舞われ、一難さってはまた一難と収穫までの課題は尽きません

5月に入りホームセンターで実をつけ始めた苗が多く見られますので、そうした苗を育ててみるのもまた、家庭菜園の醍醐味の一つなのだと思っています。

通常でさえなすは1本の側枝から10~15本の実が収穫できると言われ、名人ともなればそれ以上実を付けさせる事が出来ると聞きます。

1本の側枝から幾つまで採れることが出来るか、挑戦するする楽しみが出来ました。。

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