リビングの窓辺に置いたナスの苗が、どうやら様子が変です。
葉がくったりとしています。

以前ナスをベランダで育てていたときも、日中葉がくったりとしていました。
葉から水分が蒸発するからだったと思いますが、中央のナスは葉がさほどくったりとしているようには見えません。
その違いは、どうやら水分にあるようです。
1 なすの葉がしおれてしまう理由
改めて詳しく理由を調べてみました。
ナスが好む環境は、日当たりの良い高温多湿だそうです。
ただ土壌が多湿になりすぎても病害が出現するそうなので、水やりを多めにしつつ多湿にならないよう注意が必要とのことでした。
更に外での育成の場合には強風にあおられないように行燈(あんどん)をかけるそうですが、私のナスの場合、室内なので強風を心配する事はあまりないでしょう。
確かに両端の苗は、根が完全に溶液に浸されているため多湿と言えます。
偶然にも中央の苗は根の下1/2程度だけが溶液に浸り、上1/2程度はスポンジの間に存在していますので、多湿ではないのかもしれません。
左は中央と同じ千両2号なので、左端の苗はこのまま根を溶液に浸したまま経過をみて、右端の子は早速容器を変えて中央と同じ条件になるようにしてみたいと思います。
3 なすの代表的な病気
今はまだ病気とは思えませんが、これから気を付けなければならない事もあると思いますので、代表的な病気をここでまとめてみました
左から ①病名 ②好発時期 ➂特徴 ④原因と対策 になります
⑴ 青枯病
①6~8月 ②日中の葉のしおれと夜間、雲天時の回復。最後には青みを残して枯れる ➂乾燥によって発病
⑵ うどんこ病
①6~10月 ②白カビ ③低温乾燥。過窒素(過肥料)。投薬治療
⑶ナスの半身萎凋病
①5~7月 ②葉や枝の半分が枯れはじめ最後に株が枯れる ③連作 投薬治療
⑷ 滑翔腐敗病
①6~9月 ②果実に茶褐色の水染みが広がり白カビ発生 ③投薬治療
⑸ ナスの褐色円星病
①8~9月 ②黄色く縁がかった褐色病斑 ③雨天が多い年・高温多湿 投薬
なすが上手に育つように慣れるまでは大変ですね。