目次
水耕栽培で種まきに必要な物
スポンジ種まき種まきので必要な物は、以下の4点になります。

栽培キットのセットですが、全て百均で揃える事が出来ます。
- スポンジ:百均で販売している柔らかいお皿洗い用を使用
- ピンセット:種をスポンジ培地にセットする時に使用
- 育苗用トレーセット:トレーと、スポンジ培地を置く台。
- 霧吹き(なくても良い):スポンジ培地が乾燥しないように使用
種まきの方法と手順
種まきは、1個のスポンジに2粒の種を植え、発芽し成長したら良い方を残して栽培をします。

百均のお弁当おかずトレーを使用
スポンジに種を植える カットの大きさは?
⑴スポンジの大きさはお好みですが、扱い易いのは1辺が2~3㎝位です。
⑵カットしたスポンジは中央に一文字の切れ込みを入れておきます。
⑶スポンジに水(液肥でなくて良い)を十分吸収させてから切れ込みの両端に種を置きます。

種をピンセットで両端にセット
※発芽をするまではスポンジはトレーに直置きでも構いません。
⑸遮光について:野菜の種類により遮光が必要な場合と光が必要な場合に分かれます。必要な場合にはグロビニールやアルミホイルで遮光します。
⑸スポンジが乾燥しないように、毎日水を霧吹きをします。
Point:この時期に水分過多になると徒長の原因になるので、与え過ぎには注意しましょう。
スポンジの下から白い根が見え始めたら、育苗台に移します。
育苗用トレーは必ず必要?
私の経験から言うと育苗用トレーセットはあった方が良いと思います。
発芽と同時に発根をしますが、台がある事で根の成長を妨げず、また、水のヘリ具合の観察も容易になるからです。

スポンジ台=猫除けシートで代用できます。
発芽し双葉が開くまではこのトレーでの栽培で良いですが、本葉が出始める頃には育苗ポットにセットし水耕栽培容器本体に移します。
植物の成長サイクルと水耕栽培
植物の成長サイクルは、⑴栄養成長期 ⑵生殖成長期 ⑶種子期に分かれます。
⑴栄養成長とは
発芽から、発根、本葉や茎が成長し苗がある程度大きくなるまでの時期を指します。
土耕栽培では葉の数によって育苗ポットの大きさを1~2回は変え、苗が大きくなったら(蕾をつける直前)畑や土に定植をします。
水耕栽培ではスポンジ種まきをして本葉が開いたら育苗ポットへの移植をするだけなので大分手間を省けます。
ですが、どちらの場合も肥切れや水切れは致命傷になるので十分注意して育苗をします。
⑵生殖成長とは
苗が大きくなり、or: #000000;”>花芽形成、開花、結実から枯死までの時期を言います。
この時期、植物は花や実に栄養をつけようとするため大量の肥料とお水を必要とします。
水耕栽培でミニトマトやナスを栽培する場合、ペットボトルでもある程度育てられますが、面白いほど吸水していくので、最終的には4L~6L位の液肥が入る容器への移植をする事を考えた方が良いかも知れません。
⑶種子期とは 休眠から発芽するまでを言います。
発芽したスポンジ培地をポットに移植
手順①ボットの底にハイドロカルチャーを敷きます。
※網目から落ちないように気を付けて下さい。
手順②スポンジを載せます。
手順③スポンジの上からハイドロカルチャーで覆います。
育苗ポットやハイドロカルチャーは使用しないとダメ?
上の画像は、トレイにペットボトルの飲み口程度の大きさの穴をあけて自作した容器に、植えたスポンジ種まきの要津です。
穴に落ちないようにスポンジを巻いて固定していますが、成長に伴いスポンジの腰が弱くなり、株が穴に落ち込んでしまうように。
ペットボトル栽培でも同様の事態になりがちです。
飲み口の部分に根を通して栽培しますが、茎を支える媒体が無いの為株の成長につれてバランスが悪くなり、受け側のボトルの中に茎が沈んだり、斜めになってしまいます。
この点、育苗ポットを水耕栽培容器にはめ込むタイプは、メッシュの部分で根の先端を受け止めてくれますし、ハイドロカルチャーが土の役割として根や茎を支えてくれるので、安定した姿勢を保つことが出来ますので、やはりあった方が良いでしょう。
プラスチック製の育苗ポットはホームセンターでもない事が多いので通販での購入をお勧めします。
【水耕栽培】自作容器で栽培する向いてる野菜と栽培のPoint