3.初めての種まき 失敗の原因 徒長とは

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1.初めての種まきと育苗 失敗例と成功例 

水耕栽培を始めて既に5カ月が経過しようとしていますが、結論からいいますと野菜君たちは良く育ち毎日その成長を見守る事も日課になっています。

ただ、以前の記事で述べたように水耕栽培それ自体に適した野菜があり、一部の野菜はうまく成長出来ませんでした。

例えばはつか大根は、これまで3度挑戦していますがいずれも丸い実にならず失敗に終わっていて、今4度目の挑戦をしているところです。

なぜ失敗してしまうのか、ということについては次の記事以降で、各野菜をカテゴリー別にして敗因や改善点を詳しく加えながらレポートしていきたいと思いますが、失敗の大きな要因、そして共通した要因は、『芽が徒長』してしまう事にあるようです。

では、この『徒長』とは一体どのようなものでしょう。

1.徒長とは?原因と対策は?救済はできないの?

(1)徒長とは

植物は発芽をすると光の方向へ成長しますが、例えば、光が不十分な環境ではより多くの光を求めて背を伸ばす為「間延びした芽」になります。また、苗では節と節の間が「間延び」します。つまりひょろひょろとした虚弱な芽、虚弱な苗になってしまうのです。

これが『徒長』です。

徒長したと思われる芽

このように『徒長』してしまうと、その後の成長に影響を与え、苗は枯れやすく、育っても実がつかなくなってしまうのですね。

また、それだけにとどまらず、害虫による食害や、ウイルスに感染しやすくなるなど問題は多くなります。

(2)徒長の原因と対策

徒長になる原因はさまざまですが、①日光不足 ②水分過多 ③栄養過多 などは代表的な要因です。

①日光不足の場合

この点、①の日光不足によって徒長を起こすのは、先にも書いたように光を求めて光の方へ、光の方へと伸びようとするからで、これは容易に想像できますね。

また、対策も、陽の光が十分当たる場所へ移動をすれば良いのです。

②水分過多の場合

では、②の水分過多によって徒長を起こすのは何故でしょう。

植物の細胞は水で満たされ、不足をすると枯れてしまいます。

とはいえ、水分過多では『水太り』状態となり、細胞分裂によって縦に伸びて行きます。この時、細胞壁は薄いまま分裂を行って行く為大変弱く、自分の体を支えきれずに倒れてしまうのです。

更に、前述した害虫による食害もこの点に起因します。

つまり、細胞壁が薄くなることで食べやすくなりますし、体を守る機能が落ち病気にかかりやすくなってしまうのですね。

ならば、水をやりすぎないようにすれば良いのですが、適度な水分量とは一体どれくらいのことを言うのでしょう。

土耕第倍では、「土の表面が乾いたら水を与える」と言われます。

水耕栽培では、発芽をさせる段階では、スポンジ表面が乾かないように濡れたトイレットペーパー(ティッシュは水に溶けないので、種の上にかぶせると発芽の妨げになる)をかぶせるようにし乾燥を防ぎます。

発芽後は十分な光の下で栽培していきましょう。

③栄養過多の場合

植物は数十種類もの元素から成り、その内16成分を必須元素と言い、更に、葉や茎を育てるのは窒素である事を 1.初めての水耕栽培 ~水耕栽培とは~ の記事でもお話ししました。

土に播いた肥料は、水やりによって溶かされ、根から吸収されます。それぞれの説明書を熟読して適切な量を、適切な時期に与え、適切な水やりを行いましょう。

水耕栽培では、液肥は継ぎ足すだけでなく、定期的に交換をしてあげます。

実際に行ってみると、成長が目に見えて分かります。

水耕栽培にしろ、土耕栽培にしろ『間引き』をすることも重要です。込み合った芽や苗は、光を求めて伸びる為、他の子達の成長を妨げます。その為、十分な『間』をとってあげることが必要なのですね。

(3)徒長苗の救済栽培

徒長させない為には種まき初期の水分含有量も重要な要素になります。こちらの記事『初めての種まき 発芽の仕組みと徒長・挿し木(穂)の関係」『種まきに失敗?!スプラウト栽培から発芽の仕組みを理解してみて』もご興味あればご参照下さい。

また、一旦徒長をしてしまった苗も野菜の種類により救済する事も出来ます

こちらの記事『水耕栽培 失敗例 徒長したリーフ・サニーレタス 救済栽培』ではリーフレタスの徒長について画像を添え、光合成に関連して、レタスの日照時間と徒長、日照要件が単に明るければ良いというものではなく、光周期が重要な要素である事もご紹介していますので、是非ご参照下さい。

2.失敗したと思ったもの

(1)リーフレタス

リーフレタスの種 播種日8/5 発芽日8/12

リーフレタスは、初根、発芽するまでは別容器で保管しました。

発芽後徒長していましたが、LEDの下一か月ほどは成長を見守りました。

ですが徒長したまま成長出来ず、結局撤収してしまいました。

撤収と言っても葉は少しばかりあったのでその日に一応食べました。この時は、少々ショックで写真を撮りませんでした。

ちなみに味は紛れもなくレタスでしたね。

(2)はつか大根

ラディッシュ:播種日8/5 発芽日8/8

はつか大根は、スポンジ培地に直播しました。

播種からすぐに芽がでましたが、またもや徒長し、そのまま経過をみましたが、1か月近くが過ぎても根の部分が太くならず、結局この子達も撤収しています。

4度目は果たして成功するでしょうか。

(3)春菊

春菊を9月下旬頃に播きましたが、LEDの下では葉が丸くなり、なおかつ成長しなかったので撤収しました。

(4)ほうれん草

10月初旬に播きましたが、見事に徒長し、かつLEDの照射時間が長くあっという間に薹が立ちましたので、一旦外に出しましたが今日(11月26日)撤収しました。

3.成功したと思ったもの

(1)ミニ白菜

そして同じ頃に播いたのが、ミニ白菜です。

ミニ白菜 播種日7/31 発芽8/5

5粒播いて3粒から発芽し、この子達はLEDの下でも頑張ってくれていて、今11月13日ですが、成長を続けています。

11/9 発芽から約2か月が経過
葉が外に開き気味の為、結球を促す為にビニール紐で補助してみました。

ミニ白菜についてはカテゴリーに分けて詳しく記録したいと思います。

(2)チンゲン菜

チンゲン菜もLEDの下で良く育ってくれました。

ただLEDが弱いせいか徒長気味に育ち、今一つ株が小ぶりなのは仕方ないかと思っています。

まだ水耕栽培を始めたばかりなので、これからもう少し追及してしてみたいと思います。

9月2日播種 撮影日11/9

(3)水菜

大きな株とまではいきませんでしたが、よく育ちました。

(4)なす

9月にナスの苗を購入しました。

室内でLEDを使用して、ある程度の背丈と花が咲くまでは成長したのですが、めしべが育たず実がつきませんでした。

処分を考えたのですが、捨てるのは可愛そうで、とりあえずベランダに出して様子を見たところ、午前中しか陽が差さない環境でもしっかり葉脈の色が濃くなり、花が咲き長いめしべが観察され、実を付けました。

10月終わりの頃でしたので、ベランダ用簡易ビニールハウスを購入し現在も栽培しています。

17.11月初旬頃 ようやく実を付けた花 5番花くらいでした。
左奥にあるのが最初に実を付けたもので、右手前が次のもの。

3.徒長したら手遅れになるの?

速めに手を打てば徒長も救済出来るでしょう。

ナスが実を付けた事で購入した3段のビニールハウスでしたが、徒長していたリーフレタスもそこへ移動したところ、大きく成長し始め、現在はかきとり収穫をしています。

やはり陽の光が重要なようですね。

水耕栽培 失敗例 徒長したリーフ・サニーレタス 救済栽培

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