お城の建物がほぼ出来上がったので、彩を添えます。
花壇や窓、バレンタインらしく華やかに飾りつけをしていきますが、勿論全て食べられるものです。
まず初めに、バラの花から作ってみました。このバラを作る方法にはマジパンを使用して作るものとクリームの絞りでつくるものの二通りがあります。順に紹介します。
マジパンでバラの花を作る
マジパンは、粘土状の製菓材料です。
マジパンでバラの花を作る

白い『マジパン」』というお菓子の材料に着色料を入れて好きな色を作ります。
このマジパンは、粘土の様になっていて捏ねて形を作ります。
今回ピンク色に着色して花びらを作りました。
花びらは予め小さくちぎって平らにしておきます。小さいものを3枚、中くらいのものを5~6枚、大きいものは7~8枚用意するとバラらしくなります。
私はそれぞれ、3枚、5枚、7枚用意しました。下図の一番手前にあるくるっと巻いたものが、バラの芯になります。

花びらと芯を予め作っておきます。
花びらの根元を指で軽く曲げ、芯に巻き付けます。
1週目には3枚の花びらを、少しずつずらしながら巻き付けます

2週目も同じ要領で
2週目には5枚、3週目には7枚の花びらを巻き付けます。
バックに移っている葉は形を整え楊枝で葉脈を刻みました。
また、ピンク色の他に青や黄色のバラも作っていますが、発色が良いのは青でしたね。青いバラが一番きれいに見えましたが、いかがでしょうか。

青いバラはお気に入りです。
マジパンでリボンを作るなら『9.マジパンでリボンを、アイシングで模様を作る~チョコレートのお城~』をご参照下さい
他のマジパンを見る『8.マジパンで小鳥を作る~チョコレートのお城~』
アイシングでバラの花を作る
これは、パウダーシュガーを卵白で練って着色し、バラを作る専用の口金をつけた絞り袋にいれて作る方法です。
今回のお菓子作りで私が最も苦労したのが、このバラの絞りでした。

このバラの花を絞るときに使う道具に゛フラワーネイル”というものがあります。私も動画を検索して知ったのですが、プロ使用の為なのか、通常のデパートの製菓コーナーでは店員さんが知らず、何件かはしごしても手に入れる事が出来ませんでした。
池袋の西武デパートにある富沢商店でようやく見つけましたが、通常店頭にはなく、カタログでの注文となり本当に手間がかかったものでした。
私が購入したのは小さいサイズでしたが、送料の方が高くなってしまったという実に痛い買い物でした。
購入するまでの時間、費用、労力が最もかかった逸品です。

ようやく手に入れた器具でしたので、ワクワクしながら初めてバラを絞りました。
まずはフラワーネイルにパラフィン紙をセットします。この時紙の裏にアイシングを少量付けて紙が動かないように固定します。
そうして、中央に芯の部分となる花びらをくるっと絞り、それから棒をクルクル回しながら花びらを一枚一枚絞っていくので、マジパンのバラと要領は同じなのですが、何度やってもぷっくりとしたきれいなバラを絞る事が出来ませんでした。

これが、初めて作ったものでしたが、何度やってもだらりと横に広がってしまいました。小さなバラを作りたかった私でしたが、アイシングが柔らかいだけでなく、口金のサイズもあっていなかった事にはまだ気が付きませんでした。
2.3日はひたすらバラ作りに没頭していましたが、ようやく口金の大きさが合っていない事に気が付きました。もともとは、自分で持っていたセットの中の口金でしたが、調べてみると本当に色々なサイズの口金があり、自分が必要なのは、店頭には並ばない小さいサイズのもののようなので、再び注文して手に入れました。
この労力にウンザリしていましたが、絞ってみるとなかなか良い感じになりましたので、気を取り直してバラ作りに専念していましたね。




バラの他にも口金を変えて2種類の花を試してみましたが、結局バラのみで作成をしました。立体感が良いというのが理由です。
後日青いバラ、深紅のバラ、そして白いバラを加えました。
