
今回紹介する作品の完成図 製作期間は約2か月弱
はじめに
始めまして。物作りを趣味とする看護師のゆみです。
以前、チョコレートでお城を作りましたので、その作り方や過程を紹介したいと思います。素人なので手探りでの製作となりましたが、興味をお持ちいただければ嬉しいです。
ちなみに、チョコでお城を作ろうと思った元々のきっかけは、レンガ造りの家を作りたいな~と思った事でした。
時はクリスマスを控えた12月初旬で、クリスマス用にお菓子の家などが売られていましたから、そうしたものの影響だったと思います。
チョコの家を作ろうと考えていたらすぐに、森永の『ダースチョコレート』が頭に浮かびましたので、早速3箱購入し、チョコを交互に積み上げながらどのような家にするかを考えていました。考えあぐねた末、レンガにこだわるならホワイトチョコのお城でしょってことで、真っ白なお城をイメージして作ることに決めました。
ただクリスマスには間に合いそうもなく、でもどうしてもチョコのお城を手作りしたい衝動に駆られた私は、少し早かったのですが、バレンタインに向けてお城を作る事にしました。
デザインを考え、図面をひく
まずは、チョコレートの一粒の幅、高さ、奥行きを図り実寸大の設計図を書き、使用する予定のチョコレートの数を計算しました。この時の予定の大きさはA4サイズに納まる大きさです。
当初、クリスマスツリーが入っていたケースを使用するつもりでいたのでその大きさに合わせた設計で図面を引きましたが、作成を進めるにつれ大きさも重量も増えて行きましたので、結局底がしっかりしたショウケースを改めて購入し、最終的には総重量7kgほどのチョコのお城が完成します。
使用したダースチョコレートの箱数や費用の正確なデータを残しておかなかったことを、いまさらながら後悔しています。

’13.12.17 お城の図面
チョコレートを準備する
初めから大量のチョコレートを使用するつもりでしたので、まずは30箱ほど買いに行きました。また、初めは既製品のお菓子を飾りつけするつもりでいたので、まずはイメージから使えそうなお菓子、黄金糖やコロン、プリッツも購入しました。

ホワイト20箱以上 ミルク・ダーク少々

その他のお菓子
早速チョコレートの土台からレイアウトをしてみました。
ところが、ダースチョコは台形となっているため、実際に多くのチョコレートを積み上げてみると、隣り合うチョコレートの間の隙間がかなり不安定なものとなり、原型のまま使用するとすれば、隙間を埋める為に何等かの加工をしなければならない事に気が付きました。
チョコレートでパテを作って隙間に流し込んで成形するか、又は一粒ずつ四隅を落として四角く加工するかなのですが、結局全てのチョコの四隅を落としてブロック型に成形して作る事にしました。

一粒ずつ全て四角に
成形をしていると切りくずが出で来るので、その都度刷毛で払い、また集めたくずを後で溶かしてブロックを接着するパテとして使用しました。
最初にミルクチョコとダークチョコを5~10箱加工しました。
次回、いよいよ土台をつくります。
マジパン細工やアイシングを見たい方はこちらをご覧ください。
8.彩色を施す(4)マジパンで小鳥を作る~チョコレートのお城~
5.彩色を施す(1)マジパンやアイシングでバラの花を作る~チョコレートのお城~